「ファースト・マン」観賞 | トモエスタ セニョリータ!

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原題も同じ。




デイミアン・チャゼル監督&主演ライアン・ゴズリング。



そう、あの「LA LA LAND」のコンビが再びタッグを組んだ作品である。


1969年7月。アメリカはケネディ大統領の宣言通りに60年代に人類を月へと到達させた。



「これは一人の人間にとっては小さな一歩だが、人類にとっては偉大な飛躍である」




人類で初めて月面に足跡を残した宇宙飛行士ニール・アームストロング船長の有名な言葉は、当時小学校1年生だったわたしの心にも深く刻みつけられた。
月に到達したのは日本時間の昼頃だが、当時確か教室のテレビで皆で見守っていた記憶がある。


翌年に大阪で開催された万博で、アメリカ館に「月の石」が展示されて大人気となった。
小学2年生のわたしも炎天下の行列に並び、月の石をワクワクしながら見たものだ。(実物はその辺の石ころとあまり変わりがない気がして拍子抜けしたことはご愛嬌……)



さて、この映画はそんな偉大なニール・アームストロング氏の半生を描いた作品である。


アームストロング氏の伝記「ファーストマン」を原作としている。


アポロ関連は、11号のみならずこれまでさんざん映画化されてきたが、今回は伝記を基にしているだけあり、アームストロング氏の視点を通しての描かれ方となっている。



妻や子どもたちの前で見せる夫の顔と父親の顔。

人類初の月面着陸という難業に取り組む乗組員やNASA職員たちの奮闘。

それらが過不足なく描かれる。

時には人命を犠牲にしてまで進められた月面着陸計画。

その意義に葛藤しながらも、壮大なプロジェクトに挑むアームストロング自身の姿が描かれるが、印象としてはとても静かな映画、という感じ。


その静けさがリアリティを生んでいる。


子どもの頃、アポロにワクワクした人は是非映画館へ!