今年国家試験に通ったばかりの新人が勉強会に参加しました。
宮崎で共通の治療法を習ったということで、それをさらに勉強したいという事での初参加です。
ここに集まっている人は治療法の創始者から直接習った人ばかり。
以前はセミナーというより塾みたいな形式でじっくりとやっていたそうです。
新しい人からしたら25年前のやり方で、創始者も亡くなっていますし、もしかしたら今は何かと変わっているかもしれません。
そこで動いたのが不動のK先生。
技の鬼の異名を持つ先生が丁寧に教えてくれました。
触れ方、動かし方、そして理論に至るまでしっかりと教えてくれて、そういえばそう習ったなって改めて勉強になりました。
その後、慢性疾患の話。
慢性疾患の4割は心理的影響が関係しているというデータがあります。
それに異議を唱えたのがT先生。
「その4割の中に、検査やデータに出ない、筋緊張とかも入ってるんじゃないか?」
確かにそうです。
この筋緊張と心理作用というのは切り離せないものがあり、オステオパシーなどでは筋緊張は自律神経の影響が大きいと考えています。
逆に筋緊張が自律神経に影響を与えることが多いと考える治療法もあります。
実際は両方あり、自律神経が筋緊張を起こし、それがまた自律神経に影響を及ぼすというサイクルを形成しています。
慢性疾患になるとどっちが先か決める事は重要でなく、両方にアプローチするのが良いと思っています。
それには人によっては薬が必要になるのかも知れません。
新入生T先生は初参加どうだったでしょうか。
高齢化している勉強会に22歳の若さが新しい刺激になることを期待しています。