ポリアンナ症候群とネガティブケイパビリティ | 王寺・西大和の腰痛整体院 やまうらオステオパシー

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ポリアンナ症候群は「自分より低いレベルで自分を納得させ、向上心を無くしてしまう症候群」とされており、ビジネス界では悪い習慣とされています。
「あの人に比べたら私はまだお金がある」
「自分より成績が悪い人がいるからましだ」
とか。
行き過ぎたポジティブ思考と言われています。

でも実際はポリアンナ物語を読んだり見たりしたことがある人なら知ってるかもしれませんが、ポリアンナのやっている「よかった探し」は低い自分を納得する方法ではなく、不幸を昇華する方法です。

お母さんが死んだときは「お父さんは生きている」。
馬車に轢かれて下半身不随になったときは「生きていて良かった」。

ポリアンナは生まれたときお母さんが死に、しばらくしてお父さんが死に、叔母さんに引き取られた後、事故で下半身不随になり、やっと良くなったと思ったら、叔母さんの旦那さんも崖から落ちて死んでしまうという境遇。
どうやって生きようと考えたら「良かった探し」しか無かったわけで、そのお陰で明るく生きることができたわけです。
全部、現実の自分を受け入れるための方法であり、他人と比較して惨めな自分を慰める方法ではありません。

ポリアンナの「良かった探し」は「他人と比べない」という事が前提になっています。
ここら辺がポリアンナの良かった探しを誤解している部分です。

このポリアンナの「良かった探し」はネガティブケイパビリティの方法であり、慢性の痛み、心の不調を改善する上で非常に役に立つテクニックです。

コロナ騒動でも分かるように、日本人は比較的楽観的な民族で、このネガティブケイパビリティが得意らしいです。
ネガティブケイパビリティは「悲観的寛容」と言われ、落ち込んだり不幸なことでも「今は仕方ない」と受け入れて、時間とともに改善を期待する思考です。 
今、このネガティブケイパビリティが医療分野で注目されています。

病気は時間がかかって、すぐに治らないものもたくさんあります。
「いつか良くなるだろう」
「そのうち治まるだろう」
と悲観的ながらも楽観的に考えることで病気の改善を待ちます。
この思考は病気に限らず、今の不景気な状況でも同じです。
「今は仕方ない」
と受け入れることで、次の一歩を踏み出すきっかけになります。
ぜひ他人と比較せずに「良かった探し」をやってみてください。

今、コロナウイルスのせいで仕事がなくなったり収入が減って大変な人がたくさんいます。
「ホームレスに比べたらましだ」
と考えても「良かった」となりません。

こんな時は「融資制度もあって、まだまだやり直す方法があって良かった」と思ってください。
これが本当の「良かった探し」を使ったネガティブケイパビリティです。