私は患者さんにストレッチを指導する時、常に言うことは「五秒でいい」ということです。
最近「ストレッチをやり過ぎると筋力低下を招く」と言うことが言われていますし、実際に、当院に来られているアスリートの方からも、「運動前にストレッチをやり過ぎると力が入らない」という声が聞かれます。
私はストレッチに必要なのは筋肉や筋膜を伸ばすことではなく、「ゴルジ腱器官」の反応を正常に戻すことだと思います。
それに必要な時間が「５秒」です。
最近、「筋膜リリース」が流行りですが、自分で勝手に行う筋膜リリースは筋力低下を招き、インナーマッスルによる体の安定化を妨げる結果になります。
このことは、高校の時体操部だった私の体験を持って断言できます。
筋膜リリースはあくまでも治療法であり、広い筋膜の中の縮こまった一部をリリースするから効果があるわけで、全体を伸ばしてしまうと正常な部分を弛緩させてしまい、体が不安定になります。
その結果、不安定になった関節を安定化させるために筋肉が硬くなるという悪循環を繰り返します。
そこで、おすすめのストレッチは何か？
いままでやってきた中で一番効果が感じられたのが、「EXILEの最強ストレッチ」です。
これは、筋肉を伸ばすことと縮めることを同時に行うアイソメトリック運動を効果的に行い、しかも全身に効果をもたらせることができるということで、とても良く考えられていると思います。
EXILE最強ストレッチ
ダンスの基本テクニックの中の2015-10-30日のアーカイブにありますから、ぜひ、朝や運動前、寝る前などにやってみてください。
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