週明けは前穂高岳北尾根をご案内してきました。今年の春は岳沢方面に入ることが多かったので、涸沢に入るのは久しぶりです。
穂高周辺も例年以上のスピードで雪解けが進んでいます。
今シーズン最初の涸沢小屋。今年もお世話になります。
5.6のコル〜山頂まではほとんど雪は無し。こんな春の北尾根は初めてです。
コブ尾根から下山して、沢渡からそのまま滋賀県米原市へ移動して翌朝に米原駅でお客様と待ち合わせ。琵琶湖畔の岩場、獅子岩と北小松の岩場をご案内してきました。
獅子岩や北小松の岩場からは琵琶湖が一望出来ます。獅子岩はマルチの練習、北小松の岩場はクライミング講習に良い岩場です。
北小松の岩場の「スパイスマジック10c」。規模は小さいですが5.6〜11まで揃っています。森に囲まれた花崗岩の岩の雰囲気は小川山に似ています。
四日市に移動して宿泊。近くのお店で食事。知多ハイボール、香りが良いです。
特に炙り寿司は美味しかったです。
翌朝から御在所岳中尾根へ。
岩のコンディションは良いのですが、今日は風が強いのが悩み・・・P3まで登って懸垂下降して前尾根に変更しました。
P3の懸垂支点下の大きな縦岩が動いたので要注意。
12時から前尾根の登攀を開始して14時30分にヤグラ下から歩いて裏道へ下山。
今年のゴールデンウィークは様々なエリアをご案内させてもらいましたが、何だか長い旅のような時間でした。ご参加頂いた皆様、ありがとうございました!
例年ゴールデンウィークは天気が周期的に変わるのですが、今年は概ね安定していました。
5月2〜3日は穂高のコブ尾根、4日は午前中は立山で滑って夕方に嘉門次小屋へ。5日は明神岳東稜を登って岳沢小屋、6日はコブ尾根を登ってきました。
6時30分の扇沢始発で室堂へ。龍王岳付近から滑走して東一ノ越からタンボ平へ。
ブラックダイヤモンドの軽量ショベル、トランスファーLT。重さは約400gとこれまで使ったことのあるショベルの中では最軽量。テントサイトの整地やアバランチギアとして持っていく場合は軽さは重要なポイントですね。使う可能性が低い、あるいは長時間使わないのであれば、軽いものを選びます。
これまで使っていたカーボンストックが折れたので、今回はG3のアルミストック。ビンディングとストックが同じメーカーだと何となく操作性は良いように感じます。
扇沢から沢渡へ移動して、夕方に嘉門次小屋へ到着。
味のある囲炉裏。
定番のイワナ。
明神岳東稜。
翌日は6時頃に嘉門次小屋を出発して明神岳東稜へ。例年のよりも稜線の雪は少ないです。
明神岳東稜の核心、バットレス。山頂に到着して12時、そこから奥明神沢を下降して14時に岳沢小屋へ到着。
翌日はコブ尾根へ。ところどころハイマツが顔を出しています。
コブ尾根の頭に到着。標高2600m以上は雪もしっかり付いているので快適です。
今シーズン最後の城山南壁マルチピッチクライミングにA`ルートへ行ってきました。
順調なペースで登ってくるお客様。
昔から見慣れた光景ですが、飽きることはありません。
今回はブラックダイヤモンドの「mips」が入っているヘルメットを使ってみました。
mips(Multidirectional Impact Protection System)。
強い衝撃を受けた時に黄色の内張が動くことで、脳震盪を防ぐ効果があるようです。実際に衝撃を受けたことは無いので効果は分かりませんが、装着感は他のヘルメットと比べても違和感は無いです。同様のシステムを搭載したマムートのヘルメットよりもコストパフォーマンスが高いのは良いですね。