日本特殊陶業市民会館フォレストホール(市民会館名曲シリーズ・特別演奏会) 第92回市民会館名曲シリーズ





2024.7.5 (金) 18:45

日本特殊陶業市民会館フォレストホール(市民会館名曲シリーズ・特別演奏会)

第92回市民会館名曲シリーズ

〈和欧混交Ⅱ/望月京とベートーヴェン〉

名古屋フィルハーモニー交響楽団(管弦楽)

ニル・ヴェンディッティ(指揮)
サー・スティーヴン・ハフ(ピアノ)
小川響子(名フィル コンサートマスター)

プログラム
ラフマニノフ:ピアノ協奏曲第3番ニ短調 作品30*
望月京:ニライ-ベートーヴェンの交響曲第2番と第6番の間奏曲
ベートーヴェン:交響曲第2番ニ長調 作品36

【ロビー・コンサートのご案内】
本日、〈第92回市民会館名曲シリーズ〉の開演前18:15~、1階席ホワイエで、ロビー・コンサートを開催!
出演は、小泉理子Va+北島明翔Cbの弦楽デュオです。

▼シュペルガー:ヴィオラとコントラバスのための二重奏曲より第2, 3楽章

★望月京によるプレトーク決定!(18:30~)

【アンコール情報】
本日のソリスト、ピアノのサー・スティーヴン・ハフによるアンコール

▼アントン・ルビンシテイン:2つのメロディー 作品3より第1番「ヘ調のメロディー」







日本特殊陶業市民会館フォレストホールで

市民会館名曲シリーズ・特別演奏会

第92回市民会館名曲シリーズに

〈和欧混交Ⅱ/望月京とベートーヴェン〉

行ってきました。



まずは、

ロビー・コンサートで

シュペルガー:ヴィオラとコントラバスのための二重奏曲より第2, 3楽章

を聴きました。

小泉理子Va+北島明翔Cbの弦楽デュオです。



いっちーさんは、

知らなかったけど、

シュペルガーとは、

オーストリアの

フェルツベルク(現チェコ領)に

生まれ、

ウィーンで教育を受けた

宮廷楽団の

コントラバス奏者です。

 

(1750-1812)



また、

コントラバスのお供に

ヴィオラも愛用しておりまして、

モーツァルトのように

ロマン派への道程が

見えてきそうな

チャーミングな曲でした。







★望月京によるプレトーク決定!(18:30~)

舞台で

 

望月京さんの自作のプレトークが

始まりましたので

 

聴いてました。



世界が注目する作曲家が

自ら語る、

作曲の経緯や

作品の聴きどころ満載でした。





ニル・ヴェンディッティ(指揮)とは?



イタリアとトルコにルーツを持つ

ヴェンディッティは、

2020~22年に 

トスカーナ管弦楽団の

首席客演指揮者を務め、

2022年チュー リッヒ・トーンハレ管、

BBCウェールズ・ナショナル管等に、

2023年フランス国立ロワール管、

ドレスデン・フィル等に

デビューする など、

世界での存在感を増しています。



チューリッヒ音楽大学で 

指揮を学び、

パルヌ音楽祭の

指揮アカデミーでは

P.ヤルヴィ、 

N.ヤルヴィ、

L.グリンに師事。

本公演が

日本デビューとなります。





サー・スティーヴン・ハフ(ピアノ)とは?



イギリス出身

オーストラリア在住の

ピアニスト・作曲家・作家。

2005年に

オーストラリアの市民権を

取得しており、

現在は二重国籍の状態にあります。



2023-24シーズンには

サンパウロ響の

アーティスト・イン・レ ジデンスを

務めるなど、

4大陸で80以上の

コンサートを行っています。





ラフマニノフ:ピアノ協奏曲第3番ニ短調 作品30*



冒頭は指揮者との呼吸が

やや合わなかった部分は

ありました。

しかし、

途中からは

ハフのテンポに

指揮者が合わせる形で

進んでいき、

なかなかスケールの大きな

ラフマニノフを

聴くことができました。

ハフの演奏は安定感があり、

適度なロマンス感を

漂わせながら

彼の世界観を

表現していました。

アンコールで

アントン・ルビンシテインの

2つのメロディー 作品3より

第1番「ヘ調のメロディー」が

演奏されました。





望月京:ニライ-ベートーヴェンの交響曲第2番と第6番の間奏曲-

マリス・ヤンソンス氏が

2012年に

ミュンヘンでの

ベートーヴェンチクルスを

開催した折に

6人の作曲家に委嘱した

作品の一つで、

プログラムの

ベートーヴェン交響曲第2番と

第6番の間に演奏されたものです。

タイトルの「ニライ」とは

沖縄の言葉で

 

「根の国」、

「根の方」といった

 

意味を持つ

言葉のようで、

交響曲第2番の終楽章の

2度の音程をモチーフに曲が

組み立てられているようです。

ただ・・・

現代音楽ですから

不協和音の連続ですので、

いろいろな打楽器の連打が

圧倒的でしたわ。

もちろん

 

望月京が舞台に呼ばれまして

 

ブラボーしていました。






ここではマリス・ヤンソンスが初演した時の音源を張り付けておきます。







ベートーヴェン:交響曲第2番ニ長調 作品36



最近の傾向というか、

ピリオド奏法の延長で

早めのテンポで

畳みかけるように

音楽が進みます。

特にティンパニも

高めのマレットで

鋭い打音で演奏されます。

また、

生き生きとしていて、

片足を上げながら

踊るような指揮ぶりで

音楽を進めましたので

面白い女性指揮者です。

ヴェンディッティさんを見る限り、

かつ女性で、

かつ小柄というせいも

あるのでしょうが、

大きく身振り手振りの表情は

なかなか楽しい指揮ぶりです。

いろんな

ベートーヴェン:交響曲第2番の

 

コンサートを聴きましたが

あれだけのアップテンポは

見たことがありませんでした。

18世紀オーケストラ(オランダ)以上かも。

 

(調べてみてね)

 

結果、

誰よりも先にブラボーでして

喝采でしたわ。

なお、

2024年4月より

名古屋フィルハーモニー交響楽団の

コンマスに就任した

小川響子さんですが・・・

終演後に?

何と?

抱きついてしまった事が

凄いのでしょう。

指揮者とコンマスの

ランデブーには

ちょっとだけ

 

やり過ぎを感じました。

とは言え

お茶目な

ヴェンディッテイさんは、

大変若さ爆発の

ベートーヴェンでしたので

 

お互いに満足でしょう。

アンコールは

用意してなかったのか、

コンマスと相談して

終楽章のコーダの部分のみを

再演しました。



では、

本日の

ソリスト・アンコールを

写真撮影して

帰りましょう。




ベートーヴェン:交響曲第2番 ニ長調 第4楽章/L.v. Beethoven : Symphony No.2 in D Major Op.36 4th mov./東京大学フォイヤーヴェルク管弦楽団







(^^)

 

 

 

 

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