第91回市民会館名曲シリーズ
〈和欧混交Ⅰ/尾高尚忠とブルックナー-ブルックナー生誕200年記念〉〉

市民会館名曲シリーズ
2024.5.25 (土) 16:00

日本特殊陶業市民会館フォレストホール(市民会館名曲シリーズ・特別演奏会)

名古屋フィルハーモニー交響楽団

マティアス・バーメルト(指揮)
ワルター・アウアー(フルート)

プログラム
尾高尚忠:フルート協奏曲 作品30b
ブルックナー:交響曲第7番ホ長調[ノヴァーク版]

アンコール
ドビュッシー:シランクス



ロビーコンサート

15:30~より、1階ホワイエにてロビーコンサートを行います。

出演:

小泉悠、瀬木理央(ヴァイオリン)

小泉理子、石橋直子(ヴィオラ)

アイリス・レゲヴ(チェロ)

曲目:

ブルックナー:弦楽五重奏曲ヘ長調より第1楽章



聴きどころ

今シーズンの市民会館名曲シリーズは「和欧混交」と題して必ず日本人作曲家の作品を取り上げます。

今回は、ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団、およびウィーン国立歌劇場管弦楽団の首席フルート奏者であるワルター・アウアーさんの独奏で、尾高尚忠《フルート協奏曲》をお届けします。

繊細で美しいメロディーが魅力です。

アウアーさんの卓越した技術と表現力により、作品の真髄が引き出されます。

そして、後半のブルックナー《交響曲第7番[ノヴァーク版]》は、マティアス・バーメルトのマエストロの緻密な音楽作りで、壮大で極上な響きが会場に広がることでしょう。
緻密な音楽作りで、壮大なブルックナー《交響曲第7版[ノヴァーク版]》で生誕200年をお祝いします。





マティアス・バーメルト Matthias Bamert



スイス生まれ。母国スイスおよびダルムシュタットで学び、パリで作曲をブーレーズとシュトックハウゼンに師事した。その影響は、1970年代のバーメルトの作曲作品に顕著に表れている。1965年から1969年までザルツブルク・モーツァルテウム管弦楽団の首席オーボエ奏者を務め、その後指揮者に転向しました。
ジョージ・セルに弟子入りした後、レオポルド・ストコフスキーの助手となり、さらに、ロリン・マゼール時代のクリーヴランド管弦楽団で常任指揮者を務めた人物です。

ワルター・アウアー Walter Auer



1971年、オーストリアのフィラッハ生まれ。
2003年よりウィーン・フィルハーモニー管弦楽団およびウィーン国立歌劇場管弦楽団の首席フルート奏者。
ケルンテン州立音楽院にてヨハネス・フォン・カルクレウスに、ザルツブルクのモーツァルテウム音楽大学にてミヒャエル・マルティン・コフラーに、ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団のオーケストラ・アカデミーの奨学生としてアンドレアス・ブラウにそれぞれ師事しました。





まず、

ロビー・コンサートで、

ブルックナーの弦楽五重奏曲より

第1楽章をお届けしましたので

聴いてましたが・・・



これは!?

ブルックナー55歳の作品で、

交響曲第6番の後に書かれた

作品なんですが・・・



室内楽作品でありながらも、

ブルックナー・リズム

(2拍+3連符という音型のリズムが特徴的です。)で、

ブルックナー休止

(オーケストラが休止し、曲想を転換させる手法です。)で、

ブルックナー・終止

(金管楽器と打楽器が大音量で鳴り響くクライマックス。)で、

そして、

コラールのような、

まるで室内交響曲を

 

聴いているような?

そんな作品でした。

まあ、

ブルックナースケールで問えば

弦楽五重奏曲は、

「擬装」交響曲と

言われていますから

構築音楽って感じ?かな。

なお、

いっちーさんは、

プラハにあるコチアン四重奏団で

CDを持っています。





尾高尚忠:フルート協奏曲 作品30b



尾高尚忠作曲

「フルート協奏曲 Op.30b」は

1951年に完成され、

今では世界中で演奏される

日本を代表する

フルート協奏曲です。

大編成版の

オーケストラ用楽譜は

現在も

貸譜となっているそうです。

フルート協奏曲の

曲調としては、

後期ロマン派的な要素を

持ちながら、

日本らしさを

全面に押し出して

主張するのではなく、

西洋的な枠組みに収めながら

東洋的な枠組みに収めながら

しかし

言いようのない要素を

さらりと感じさせるのが

尾高のフルート協奏曲に

宿された

精神ではないだろうかと

思います。



アンコールで、

ドビュッシー:シランクスを

演奏しました。





ブルックナー:交響曲第7番ホ長調[ノヴァーク版]



ブルックナー生誕200年記念で

初めて

ブルックナー:

 

交響曲第7番ホ長調を聴くので、

ちょっとだけ

興奮するみたいなのですよ。

実は、

金管楽器の演奏には

びっくりしたのですが・・・

トランペット:4本

ホルン:5本

ワーグナーテューバ:4本

トロンボーン:3本

テューバ:1本

なんです。

なぜ、

ワーグナーテューバが

 

たくさん必要なのか?

調べると、

理由は、

ワーグナーが

交響曲第7番の第2楽章作成中に

お亡くなりになりまして、

その当時流行っていた

ワーグナーテューバの葬送で

哀悼したとの事でした。





さて、

ブルックナー:交響曲第7番ホ長調は

 

[ノヴァーク版]を使用したものです。

(指揮者で作曲家の尾高忠明は、ハース版でした。)

しかも、

一般的なブルオタをも唸らせる

高水準の演奏をするらしく、

指揮者である

マティアス・バーメルト氏は

お年寄りなのに

パワーあるようで

何者なのでしょう。

(※ブルオタとは、ブルックナーのマニアの事です。)

この日の演奏は、

驚くほど安定していて

音の濁りがありませんし

極めて明晰です。

淡々としたもので、

オーケストラへの指示も的確です。

ゆったりと

なだらかに歌う「女性的」な

弦楽を中心で

素晴らしの演奏なのです。



第1楽章

アダージョ楽章的な 

"歌う音楽" としての性格を

採り入れようとするのは

ロマン派の交響曲の

大きな潮流のひとつです。

弦の刻みによる神秘的な

微光のなかから浮かび上がってくる

第1主題は、

フレーズの長さに

驚かされるそうです。

リズム・パターンを

反復することなく、

ひたすら一途に歌い続ける構造は、

まるでアリアのような

響きかと思います。





第2楽章

コーダを書き上げて、

これをワーグナーの為の

「葬送の音楽」と奏でるとは

ブルックナー的には

 

憎い演出です。

ワーグナー・チューバを中心とした

嘆くような主題は、

ブルックナーの

アダージョ楽章にふさわしい。

その中で、

トランペットと

ホルン、

ワーグナーテューバの掛け合い、

シンバルと

トライアングルのポイントは、

ゾクゾクした感触がありました。





第3楽章、

スケルツォも大変意識して

演奏しておりまして

力強い楽想で際だっていました。

スケルツォらしい自由で

破天荒な転調が

次から次へと続いていくが、

いかにもブルックナーらしい

和声の発明に満ちています。





第4楽章

深い繋がりが持たされている

ワーグナー・テユーバの

使われ方には

魅力を感じます。

天上に昇った

彼の霊に譬えられよう

フィナーレの骨子に

神の世界に近づいて行く

というのが

基本的な構図らしく

宗教的な何らかの

問答を見ることだろうとは

思います。

ホルンに始まるが、

既に天上界に入ったことを

示すような望み。

解りますでしょうか。

交響曲第7番は、

ブルックナーの

ワーグナーの思いを込めた

オーケストレーションだから

ブルオタのようなもの、

つまり、

輝きそのもの

なのかも知れません。





では、

最後に、

アンコールで

ドビュッシー:シランクス も

 

撮ったし、

よかったなと思います。

 

 

では、またね。






(^^)





さて、

昔の話でもしましょうか。

登山家いっちーさんは、

マッターホルン登山の前日に

ヘルンリヒュッテ(ヘルンリ小屋)で

泊まっていました。

その時CDを聞いたのが

ブルックナーの交響曲第7番

ヘルベルト・フォン・カラヤン指揮

ウィーンフィルハーモニー管弦楽団

でした。

18時半過ぎには

ベットに入って

うたた寝していたのですが・・・

何と?

ドイツの3人娘が入ってきて

パジャマに

着替えていたんですよ。

しかも、

1人は

全裸で

スッポンポンでの

 

着替えだったんです。

(((o(*゚▽゚*)o))) [笑][照れ]

良いモノを

見てしまったさ~

なお、

その時は?

何と?

第3楽章のスケルツォを

 

流しておりまして・・・

ノリノリでして

軽快すぎで

絶対的に


気がつくレベル~

たぶん・・・

ばれていた!?かもね~





Bruckner: Symphony No.7 in E major, WAB107 (Nowak edition) / Kazuhiro KOIZUMI

 







(^^)



 

 

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