「太陽を抱く月」の厄受けの巫女と神社のお守り | 堀田はりいと猫サリーのブログ

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ぺこりニャン、今回ははりいの番でーす。

ひさしぶりに「カンドラ」のお話しみたい・・・。

そうそう、こんや、BSプレミアムで夜十時から「世界ネコ歩き」って番組があるよ。

きのう、せんでんを見てたら、サリーのしんせきみたいなニャンコもでてたよーん。

そのニャンコもごせんぞさまは、リビアヤマネコかもね。



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リビアヤマネコ再び


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「太陽を抱く月」公式サイトより

わたしの家では、日曜日の夜9時からはもう何年もNHK BSプレミアムで放映される韓流歴史ドラマの時間になっている。

現在放映中のドラマは「太陽を抱く月」


朝鮮王朝の架空の王の時代のフィンションだが、韓流歴史ドラマのエッセンス(正義と悪、権力争い、策略、陰謀そして各種美男)を盛り込んだ歴史エンターテインメント+美しい恋愛ドラマ的なこのドラマは、この時間帯に放映された数々の名作ドラマとは違って、青春娯楽時代劇として、実に面白い。

死んだはずの王の婚約者のヨヌが、記憶を喪失し、巫女としての人生を歩み始めるのだが、ある時、清めの沐浴を行なって、「厄受けの巫女」、つまり自身が王の厄を受ける「人間お札」となって、王の寝室で、毎夜、王の厄受けを執り行う。

この着想は実に韓国的だが、しかし、日本人ならイマジネーションを働かせられる範囲内の祭祀だ。


この韓国の呪術の活用は、韓国独特なファンタジー性を生んでいて、実に面白い。王と毎夜、二人だけで過ごすという「ドラマ」の演出も上手い。

ちなみに「厄受けの巫女」は巫女の中でも下級の巫女が任ぜられたそうだ。

厄受けはつまり厄除けを意味するから、厄受けの札は日本の場合は、邪霊を駆逐する厄除けの札『呪符(じゅふ) 』に相当するもの。

その呪力を広く「厄除け」と解釈すれば、神社の『お札』であり、そのお札の携帯版の『お守り』とも言える。また流し雛もその仲間と言える。

日本の呪符で、最古のものは藤原京(690年着工、飛鳥浄御原宮から694年に遷都。710年に平城京に遷都されるまで持統、文武、元明の三天皇が居住した16年間、日本の首都だった)から出土した木簡らしい。

木簡には「急々如律令(「速やかに邪霊、悪霊を駆逐せよ」の意が想像される一文」)との記述が見られ、邪霊を駆逐する呪術が行われていたことが確認できる。

4月7日(日)放映の「許されぬ縁」で、「厄受けの巫女」の務めは終了した。

今後、韓国的呪術をドラマにどのように盛り込んでいくのか(そう期待している)、楽しみにしている。


韓流ドラマでは涙はつきものだが、陽明君(ヤンミョングン)は本当にいつも涙ぐんでばかりだね。

ところで、ヨヌの記憶はいつ蘇るのだろうか?

知らないほうがいいんじゃにゃーい?ぺこり

そうだね。DAIGO

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「東遊伝」より

「◯◯殿 このたび当神社では、来る五月五日の端午の節句に、長い間途絶えていた豊穣祈願と魔除けの神相撲の儀を、二十五年ぶりに執り行いたいと思っております。

=中略=

尚、道案内の地図と、勝手ながら当神社の魔除けのお守りを送らせていただきます。◯◯宮司 ◯◯☆☆」


はりいの本「東遊伝~鷹王と八百万の神々」です。


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