北原がパーソナリティを務める番組...
ラジオ日本「きのうの続きのつづき」
(毎週火曜~金曜 22:00~22:15)
今夜、11月1日(火)から2週間、
ピアニストの西川梧平さんをゲストにお迎えしての放送です。
西川梧平さんは、東京2020パラリンピック閉会式で「この素晴らしき世界」を演奏した七本指のピアニストとして知られています。この閉会式の模様は世界で2億5千万人が、視聴したそうです。
15歳からピアノを始めたという遅咲きのピアニスト西川梧平さんは大阪音大短大を卒業後、和菓子屋でアルバイトをしながらピアノの練習をしていましたが、ある時ピアノの調律師から「世界中で演奏しているデュオ・ピアニストの演奏会の前座でピアノを弾かないか」と声を掛けられました。そして、この前座演奏が認められ、弟子としてスカウトされてニューヨークへ渡るという平成のシンデレラボーイとなりました。
しかし、カーネギーホールでデビューを飾った夢のようなニューヨーク生活も長くは続きませんでした。ジストニアという難病に冒され、次第に左右の手の指の何本かが動かなくなってしまい、医者に「一生ピアノは弾けない」と言われ自殺を考えたこともあったそうです。
そんなある時、幼稚園児の前で動く指だけを使って、めちゃくちゃな指使いで「きらきら星」などの童謡を弾いた時、子供たちが歌いながら楽しそうに踊り出したそうです。この時「音楽さえちゃんと聞こえれば、指使いなどどうでもいい。動く指だけで弾けるようになろう」と閃き、7本指のピアニストとして再起しました。
さまざまな困難を持ち前の明るさと努力で乗り切り、パラリンピック閉会式での演奏という夢を掴んだピアニスト西川梧平さんの感動のお話し、ぜひお聴き下さい
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