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土曜日は、漫画紹介の記事になります。

よかったら、前回の漫画紹介記事も、読んでみてください。
【注意】この記事にはストーリーのネタバレが含まれています。まだ読んでいない方はご注意ください。


『多重人格探偵サイコ』は、大塚英志による原作、田島昭宇による作画の漫画作品です。1997年2月号の『月刊少年エース』から始まり、長期の中断を経て2007年に『コミックチャージ』へ、その後2009年から2016年まで『ヤングエース』で連載されました。この作品は、サスペンス、サイコスリラー、SFジャンルに属し、単行本は全24巻、話数は全147話に及びます 。


ストーリー概要

物語は「恋人が猟奇殺人犯の被害に遭い、そのショックから多重人格者となった元刑事が、次々と起こる猟奇殺人事件の謎を追う」という設定でスタートします。主人公・小林洋介(後の雨宮一彦)は、猟奇殺人事件の捜査中に多重人格者となり、その後様々な事件に関わりながら自身の正体と巨大な陰謀を知ることになります。作品はリアルな死体描写やグロテスクな表現で知られ、いくつかの県で有害図書に指定されたこともあります 。

登場人物

  久保田拓也(小林洋介)

物語の主人公。多重人格者で、主人格は警視庁捜査一課の刑事。

  雨宮一彦

小林洋介の人格が消滅した後に現れた主人公。プロファイリング能力に優れる。

  西園伸二

雨宮一彦と共に小林洋介の肉体に移植されたプログラム人格。凶暴で無慈悲な性格を持つ 。

  西園弖虎

人工的に作られた殺人者のプログラムを持つ少年。特殊能力の使い手で、物語の後半の主人公 。

特徴と影響

『多重人格探偵サイコ』は、独特の世界観と深い心理描写、複雑に絡み合うプロットで読者を魅了し続けました。特に、漫画と小説で異なる部分を描く手法や、意図的に設定に矛盾を生じさせることで、物語にリアリティと多層性を加えています。また、猟奇殺人やグロテスクな描写が多用されることで、作品の独特の雰囲気を生み出し、サイコスリラージャンルの漫画として独自の地位を築きました。
この作品は、サイコスリラー好きならぜひ手に取ってみてほしい一作です。ただし、グロテスクな表現が苦手な方は注意が必要です。連載期間を通じて、読者を魅了し続けた『多重人格探偵サイコ』の世界に、あなたも足を踏み入れてみてはいかがでしょうか。