イタリア4日目。なお、この旅行記は5/2から5/11にかけて行ったイタリアの記録です。徐々に細かいところは忘れはじめてます。
さて、今日も雨が今にも振り出しそうな空模様。
テルミニ駅10時15分発ミラノ行き(だった気がする)のユーロスターに乗り、フィレンツェ サンタ・マリア・ノヴェッラ駅に向かう。フィレンツェまでは1時間半ほど。
テルミニ駅に滑り込むユーロスター。世界の車窓からっぽいw。
ちなみに撮り鉄ではありません。
ローマを出てしばらくするとトスカーナ州に入り、のどかな田園地帯を抜け、やがてフィレンツェの街に到着。
フィレンツェも雨
着いて早々、まずはランチ。添乗員さんに教えてもらった「アニタ」って言うレストランに行ってみる。
いわゆるペンネ・アラビアータ
ステーキにカプレーゼにサラダ、あとベークトポテトみたいなの
ペンネも問題なし。ステーキはちょっと固めだけどジューシーで肉の味がしっかり。量はかなり多かったけどけっこう安かったし、味はよかったし、まずは出だし好調。ローマとは違いこの後に期待を持たせる展開だ。
ポンテ・ヴェッキオ
銀座にある宝飾店じゃなくて橋の名前。フィレンツェ最古の橋で、橋の上には宝飾店が並んでいる。さらに橋の上にはヴァザーリの回廊と呼ばれる、メディチ家専用の回廊がある。その昔、メディチ家の人々が自宅から執政所まで安全に通えるように作られたとか。長さが1km近くあるらしい。
反対側から見るとこんな感じ
フィレンツェはローマと違ってこじんまりとした街なので、主要なところは全て徒歩でまわれる。日本人にはなれない石畳の道は疲れるけど、フィレンツェはぜったい歩き回った方がいい。
歩き回ってたどり着いたドゥオーモ
装飾が美しい
まずは外を眺め散策を続ける
散策中ふらりと寄ったスポーツショップ(INTERSPORT)でw。まだ持ってないので一瞬買おうかと思った。
こういうのよく目にする。日本で言えば家紋みたいなもの?
で向かったのはアカデミア美術館。ミケランジェロのダヴィデ像が飾られている美術館だ。中は撮影禁止だったので、ダヴィデ像は
こちらで。
見た目はギリシア彫刻かローマ時代のものに見えるが、ミケランジェロ作なので時代はルネッサンス。さらにもっと小さいものを想像していたんだけど、あんなに見上げるほど大きいものだとは思わなかった。
そして再び散策開始。
ドゥオーモに戻って内部潜入。
天井の様子
ちょっとボケてるけど、時計の文字盤が見える
中は外とは違い装飾が少なく厳格な印象を受ける。
ドゥオーモ正面にある洗礼堂の「天国の扉」。ただしレプリカ
ドゥオーモからちょっと歩いて、レプッブリカ広場にある「ジッリ」ってカフェでお茶。自分は白ワイン。
旅行中、朝食以外は常にワインを飲んでいるというのが日課となってしまった。ランチでハーフ(時にフルボトル)、カフェでグラスワイン、そしてディナーでまたボトル。もともとワインの味にそんなにうるさいわけではないけど、適当にグラスワインくれとか適当にボトルでちょうだいって言っても、ワインではずれたことはなかった。
そういえばあの悪夢のローマの店(
こちら参照)も、確かスプマンテをボトルで頼んだんだけど、それ「は」美味しかったな。
広場に集まる鳩とかそれに群がる子供達を眺めながら、優雅にお茶をする。贅沢だねー。日本ではこういう贅沢ってなかなか味わえないのが残念だ。またヨーロッパ行かないとな。
という感じでまったりお茶をしているとあっと言う間に時間は過ぎてしまう。ちょっと買い物をしてホテルにいったん帰ろう。
フィレンツェはゆっくり買い物をしようという気になる。ローマって人は多いし、車はうるさいし、なんかショッピングをゆっくりしようって気にならないんだよね。実際ならなかったし。
というわけで、お土産と自分用財布と嫁のカバンと・・・。買い物をしようという気になる街だからしかたない(笑)。
さて、ディナー。気取ったイタリアンには興味はない。ランチもそうだったけど、トスカーナのいわゆる田舎料理的なものが食べたい。ということで、「マリオーネ」っていうところが歩き方(まだ活用中)見てて気になったので行ってみたけど、すごい行列。結局フィレンツェ滞在中行きたくてもいつも混んでて一度も行けなかった。
で、そこはあきらめて、「イル・ラティーニ」ってとこに行ってみる。期待通り、野趣溢れる料理にみんな喰らいついている。こりゃ楽しみ。
席につく。両隣ともイギリス人夫婦。片方は老夫婦、もう片方は中年カップル。老夫婦の方は既に料理を食べ終わったムードをかもし出しているが、残している量が尋常じゃない。じゃあもとはいったい?ってくらい。
そして中年カップルの旦那さんが不敵な笑みを浮かべ、「僕は1kgの肉食べるよ」と。
は?頭おかしいんじゃないの?1kgって!?
そうこうしているうちに運ばれてくる1kg。それにしゃぶりつき、うまそうに食うイギリス人。確かにうまそうだけど、ちょっとありえない。
他のメニューもあるんだろうけど、すっかりひよってしまい、嫁と2人で無難にパスタだけ。(またか)
ラビオリね。これはこれでおいしかったですよ。
これはなんだっけ。野菜とペンネみたいな感じ。
どちらもアルデンテで美味しかったけど、中年夫には「お前ひよったな」みたいな顔で見られるし、老婦人には「それでいいのよ」みたいな暖かい目で見られた。しまった、ここは流されて1kgとは言わないまでもステーキに行っておくべきだったかな。確かに牛も豚も鴨もどれもワイルドでうまそうだったのに。
味には満足だったけど、ちょっと後悔。
ちなみに中年夫、そんなに大きい人じゃないのにちゃんと1kg食べきって店員にびっくりされてた。
そんな感じでフィレンツェ1日目終了。ローマと違って詰め込みすぎずゆっくりと散策が出来た。ローマもまた行きたいけど、街としてはフィレンツェの方が落ち着いていて好きだな。
続く。