ここだけのはなし

皆さん、マン管マー坊です!


今回のブログテーマは、管理費と修繕積立金の賢い使い方についてです。


この管理費と修繕積立金を今後どう使うかによって、そのマンションの管理に関する資金繰りが大きく変わってきます。


①管理費の使い方

はじめに管理費とは、管理会社への管理委託費をはじめ通常の修理費や電気代などの支払いにあてられます。

この管理費については、管理会社への委託費を減額するのが一番よいですが、昨今では値上げしてくる管理会社が大半です。

しかし、管理委託費は最も見直すもののひとつです。

次に各支払いについてですが、管理組合と直接契約することでコスト削減に繋がります。

管理会社の肩をもつわけではありませんが、当然会社も活動を続けていく上で利益をださなくてはいけませんので、管理会社がいくら乗っけて請求してくるか、その計上する金額が膨大なのか少額なのかその点がとても重要になってきます。


共用部分の電気代は敷地内ないし屋上にソーラーパネルを設置して売電やマンション自体の電気に当てる方法などがあげられます。


このように、管理費の支出を見直すことが賢い使い方になります。


②修繕積立金

築年数が古くなってくるとメンテナンス費用が高くなります。

エレベーターの更新、給水管の更新、排水管の更新などなど費用がかかるものばかりです。

当然、工事費用を押さえることにつきるわけですが、その一つは管理組合が直接契約することです。直接契約だけで約10%から20%のコスト削減ができます。

また、足場を必要とする工事を一緒にすることもコストを下げるひとつです。


また、長期修繕計画書は計画ということを再認識して、事前に調査して状況を確認してから修繕工事を行うことが重要なポイントです。


上記の説明が賢い使い方ですが、管理費や修繕積立金の改定も必要です。

現状で、特に修繕積立金は値上げしなければ金額が増えることはありません。

そのため、改定の時期も大事なポイントになります。


最後に、マンション管理士の私でさえ、各マンションにおける修繕積立金の額が適正ないし妥当かどうか判断することは非常に困難です。

修繕積立金はあればあるほどよいですが、改定する場合は、住民への説明会など合意形成に注意をはらうことに気をつけてください。






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