急性症状への対応について
ぎっくり腰や寝違いなどの急性症状への対応をお伝えします。
まず、ぎっくり腰などの急性症状は、炎症が起きているケースが多いです。
よって、まず患部の冷却が基本となります。
冷却する際は、氷嚢やアイスノンなどの冷却材が最適です。
保冷剤は冷え過ぎてしまうので、タオルなどに包んで使用します。
仮に冷却していて痛みが強くなるようであれば中止してください。
ごく稀にそういうケースの報告があります。
次に安静です。
ただし、これに関しては絶対安静のエビデンスはありません。
痛みが出ないのであれば動作も構いません。
しかし、痛みがある動作はNGです。
ここで絶対にやってはいけないことは、患部を含めた筋肉をストレッチすることです。
また、むやみやたらに動かすことはかえって悪くする可能性が髙くなります。
つまり、動かして良いのは、痛みがなく身体にとっての正しい動作のみです。
ただ、これは何が正しいかの判断は難しいですよね。
よって、痛めた直後や痛みがあるうちはリスク回避のためにも、安静にしておく方が無難です。
急性症状の多くの場合、原因は様々ですが筋肉の緊張や拘縮が起きています。
これ以上バランスが崩れることや負荷がかかると支えられないと脳が判断して反射的に緊張させています。
いかに安心できるポジションをとれるかがポイントになります。
体勢や姿勢ですね。
急性症状への施術もこれを目指しています。
動かせるところを探して、過度な緊張をさせない。
よって、消極的な安静といったところになります。
このあたりは、カイロプラクターなどの専門家に確認しましょう。
豊洲カイロでは、急性症状の施術対応の基準として歩いて来院できるかどうかで判断しています。
歩行ができないくらいの場合は、炎症が落ち着いてから来院してもらうようにしています。
症状が現れた当日は、飲酒、お風呂に浸かる、先述したストレッチ、筋トレ、歩く以外の運動(歩行も痛くなければです)はやめましょう!
これらは炎症を強くする可能性があります。
急性症状は何かがきっかけで起こりますが、根本原因は不良姿勢と不良動作です。
日常生活での積み重ねが本来の原因です。
日頃より、猫背など悪い姿勢には気をつけましょう。
不本意ながら、ぎっくり腰や寝違えてしまった場合は、まずは冷却と消極的な安静で対処をしてください。
初期対応で予後が大きく変わります。
間違えないように気をつけてくださいね。
急性症状が落ち着いてきたら、すぐに専門家に診てもらいましょう。
ご不明な際は、電話をして確認してください。
年末年始は多忙による疲労や寒さによる体調不良が多く、急性症状で悪くする方が増加します。
お困りの際は、すぐにご連絡ください。
伊藤 友円
※院内およびスタッフは、感染予防対策をとっています。
ブログ:新型コロナウイルス対策
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