腰痛が起きている原因(姿勢編)
腰痛と言っても、いろいろあります。
今回は、バランスの悪さが問題となって機能性が損なわれてケースにおいての主な原因についてお伝えします。
小難しい表現ですね。
簡単に言うと「身体の使い方が悪い」「身体が正しく動かせなくなった状態」ということです。
もちろん、これが腰痛の原因の全てではありませんのでご留意ください。
腰痛の原因となるものは多々あります。
外傷性のものや内科的原因のもの、椎間板ヘルニアや変形性関節症など器質的変化によるものなどがあります。
今回はそういう原因を除いたものになります。
お身体の機能的な問題としての原因です。
では、本題です。
何が問題であるかというと、分かりやすく言えば姿勢と動作です。
大きく分けて二つの問題があることがほとんどです。
「腰の下の方に負担がかかり過ぎている」
「背中(背骨)のはたらきが悪い」
そして、この2つが複合しているケースです。
全てに当てはまるわけではありませんが、以下が目安になります。
あくまでも目安です。
腰を反る動きで痛い(伸展)
→「腰の下の方に負担がかかり過ぎている」
前屈で痛い(屈曲)
→「背中(背骨)のはたらきが悪い」
両方とも痛い(伸展・屈曲)
→「インナーマッスルの緊張が強く、腰への負担と背骨のはたらきの悪さが複合している」
この状態が現れると、筋肉も緊張します。
背筋群や骨盤周辺の筋肉を固めることで、できるだけ痛みの出ない状態を維持しようとします。
逃避姿勢といいます。
いろいろなパターンはありますが、主な原因は反り腰と猫背です。
腰痛にならないためにも、日常生活での姿勢と動作に注意をする必要があります。
これは、人間の股関節、骨盤、背骨の関節が背中側(後方)にあるからです。
背中を丸くすれば身体が前に倒れ、関節が広がります。
腰を反らせば身体が後ろに倒れ、腰に体重がかかります。
この中間である位置が関節に体重がのる安定した状態です。
筋肉も負担が少ない状態です。
つまり、(腰を)反らし過ぎず、(背中が)丸まらずが基本になります。
日常生活で、まず気をつけることは座位姿勢です。
一番、姿勢が崩れるのが座位です。
反らし過ぎず、丸まらずを意識して座ってみてください。
多くの方は、ご自身の感覚よりも後重心に感じると思います。
また、関節が開いてしまう動作にも注意が必要です。
前かがみの動作や姿勢、足を伸ばしたまま背中を丸める動作です。
腰痛がある時は、これらの動作には気をつけましょう。
これは慢性的な症状や症状の軽い方へのアドバイスになりますので、急性症状の方は直ちに専門家にみてもらいましょう。
いずれにしても、腰痛でお困りの方は一度、専門家に診てもらい正しい処置をしていきましょう。
何かご不明な点やご質問は遠慮なくお尋ねください。
豊洲カイロでは、腰痛改善への施術と再発防止のための対策をアドバイスしています。
伊藤 友円
※院内およびスタッフは、感染予防対策をとっています。
ブログ:新型コロナウイルス対策
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