施術の回数をみてください
よくあるご質問に「何回くらいで良くなりますか？」というものがあります。
もちろん個人差はありますが、だいたいの場合、４～５回で良い変化があり、７～８回目では良くなった実感ができると思います。
ただ、これは一般的な症状に限ります。
かなり重い症状であったり、強い痛み、原因が複数重なっているケースなどでは当てはまりません。
また、整形外科などにて個別の疾患の診断を受けているケースでは回数が多くなることがあります。
その中でも特に、「脊柱管狭窄症」と「頚椎神経根障害」については回数と時間がかかるケースが多いと言えます。
つまり、ある程度の回数をみてください。
少なくとも、１～２回で軽減することはあっても、違和感なく生活できるレベルまで回復することはありません。
やはり、最低でも５～６回、間隔をつめて施術を受けてもらってどのくらい変化するかというのが本音のところです。
もちろん、例外もありますが・・・
これには理由があります。
特に、この二つの症状に限っては、２段階に分けて施術をしていく必要があるからです。
・症状の軽減や消失のための施術
・症状を再び出さないための施術
一般的な症状であれば、問題を改善していくうえ以上の２つを同時進行で行うことができます。
つまり、身体にとって正しい状態（姿勢）を目指すことが、問題の解決に直接つながるのです。
しかし、脊柱管狭窄症や頚椎神経根障害は、症状を軽減させることと症状を出さないようにするための施術が異なるのです。
まずは、症状を軽減、消失させるための施術を行う必要がありますが、この施術が正しい状態を目指すことと異なります。
ケースによっては、正しい状態とは正反対のことを行う必要さえあります。
併せて、症状が落ち着いたのちに、改めて正しい状態を目指す施術を行う必要があるのです。
これは、さらなる改善と再発させないことを目的としていますので必須になります。
この２段階の施術が必要になるのです。
脊柱管狭窄症や頚椎神経根障害の症状は、いずれも神経症状です。
通常の痛みだけの症状よりも重い状態です。
そのため、時間はかかります。
臨床経験上、神経症状が現れている問題は時間がかかります。
それだけ悪い状態だからです。
この点だけ、ご了承いただきだく存じます。
丁寧な説明を心がけてお伝えしますが、時間がかかることを許諾して頂けない場合は、お役に立てるかどうか分かりません。
常に、客観的に冷静な判断をして施術に当たることを、心がけていますので、ご不明な点やご質問などは遠慮なくお尋ねください。
ご納得した上で、施術に当たらせていただきます。
※院内およびスタッフは、感染予防対策をとっています。
ブログ：新型コロナウイルス対策
伊藤 友円
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