スマートエクササイズ121(長母趾屈筋トレーニング)
今回は長母趾屈筋のトレーニングのひとつである「タオルギャザー」をご紹介したいと思います。このトレーニングはポピュラーなので聞いたことや実施したことがある方も多いと思います。
①椅子やベッドに座ります。
②床に広げたタオルの端(手前側)に片足を乗せます。
③踵を支点にして足趾でタオルをたぐり寄せます。この時、母趾をメインにたぐり寄せるようにしましょう。
④タオルの端までたぐり寄せたら②に戻りもう一度同じように行います。
この動作を15~20回繰り返し、終わったら逆足も同様に行います。セット数は2セットを目安に行ってください。余裕がある方は回数やセット数を増やし、きつい方は減らすようにしてください。ご自分の体力レベルに合わせて行うことが大切です。また、体勢は立って行っても構いません。
長母趾屈筋は歩行時、地面を蹴る時や片足でバランスを取る時に主に働きます。したがって、この筋肉が衰えると歩行がスムーズに出来なくなったり、片足で立った時に母趾が浮いてしまい安定感が低下します。
特に歩行の時に母趾で地面を蹴る動作がなくなると、足底の外側だけで歩くようになり、下半身の外側に負担がかかるようになります。その結果、腸脛靭帯炎や腓骨筋腱炎などの障害に繋がる可能性があります。
歩いた後に脚の外側にはりや疲労感などの症状が現れる方はその兆候かもしれませんので、是非、長母趾屈筋のトレーニングを行うようにしましょう。
古屋 成悟
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