(大腿四頭筋説明)
今回は「大腿四頭筋」と言われる筋肉について解説していきたいと思います。
この筋肉はいわゆる太もも(前側)の筋肉で4つの筋肉の総称になります。主な働きは膝関節の伸展という膝を伸ばす動作です。それではそれぞれの筋肉の起始、停止を見ていきたいと思います。
起始→腸骨(下前腸骨棘) 停止→脛骨(脛骨粗面)
中間広筋
起始→大腿骨(上部3/4) 停止→脛骨(脛骨粗面)
外側広筋
起始→大腿骨(大転子、粗線外側唇) 停止→脛骨(脛骨粗面)
内側広筋
起始→大腿骨(粗線内側唇) 停止→脛骨(脛骨粗面)
大腿直筋のみ股関節をまたいで骨盤の前側に付着する2関節筋です。よって大腿直筋は膝関節の伸展だけでなく股関節の屈曲にも関与します。停止部は4筋が合一して共同腱となり膝蓋骨に付着します。そして、その一部が膝蓋骨の前面を越えて膝蓋靭帯となり脛骨粗面に付着します。
大腿四頭筋の過度な疲労や筋力低下は膝関節の障害に繋がります。その代表的な障害がジャンパーズ・ニーや成長期の子供に見られるオスグッド・シュラッター病です。これらは大腿四頭筋の柔軟性が失われたことにより膝蓋骨周辺の腱が引っ張られ繊維損傷してしまい痛みが出ると考えられています。また、大腿四頭筋は歩行や姿勢保持に大きく関与するためこの筋肉の筋力低下は正しい歩行や姿勢が取れなくなるということにも繋がります。
次回から大腿四頭筋のトレーニングやストレッチを紹介していきたいと思います。
古屋 成悟
他のスマートエクササイズはこちらから
スマートエクササイズ
豊洲カイロプラクティック
〒135-0061
東京都江東区豊洲4-1-2TOSKビル302
☎ 03-3536-7879 (予約制)