ワールドカップ、準々決勝、ブラジルとコロンビアの試合で、ブラジルのエース、ネイマール選手が腰椎を骨折し、今大会は欠場となりそうです。試合中にはいろいなことが起こるので、今となっては何とも言えませんが、とても残念なニュースです。1日も早い復帰できるよう期待しています。
ブラジル協会は全治4週間と発表。チームドクターのロドリゴ・ラスマー氏は「残念ながら彼はプレーできない。手術の必要はないが、患部を固定しなければい
けない」とコメントした。地元メディアによると、骨折箇所は第3腰椎の左側の横突起と見られ、後遺症が心配されるような重傷ではないが、今大会でのプレー
は絶望となった。
後ろから相手の選手の膝が入り、腰椎が骨折したとのことです。
腰椎は5つの椎骨で前へのカーブ(前弯)をつくります。そのうちの3番目の骨が折れてしまいました。骨折箇所は、椎骨の両側にある長い突起です。横突起と呼ばれるものです。(腰椎では正式には肋骨突起といいます。)
左側にある突起が折れてしまいました。
ポキっと折れたというよりはヒビのような感じだとは思いますが。
この突起には、背骨を支えたり、身体を動かしたりする筋肉が付着しています。よって、身体を動かそうとすると、筋肉が働きますので折れている場所は痛みます。もちろん、骨折しているわけですから、それだけで痛いんですけどね。
ただ、チームドクターからも発表されているように、それほど重症ではなくしっかりとした治療とリハビリをすれば復帰できる外傷です。4週間くらいとの報道もありますので、非常に重いものではないと思います。
ちなみに、僕も以前、サッカーで同じ第3腰椎を骨折したことがあります。この時は椎体といって、椎骨のボディになる部分がつぶれてしまいました。こっちの方が重症だと思います。整形外科のドクターからは、一応、6か月の診断を受けましたので・・・。
真ん中の骨の高さが他よりも低いです。
つぶれてしまっています。
ほんと、きつかったです。身体の体勢を変えるだけでも激痛です。それと身体が固まって動かすのがやっとです。背中が起こせないので前かがみになってしまいます。痛みがひいたあとも、すぐに腰や股関節周りの筋肉が固まります。今でも、疲労がたまると重たくなることがあります。
いずれにしても、脊柱とよばれる背骨は身体の維持と運動の基礎となるだけではなく、脊髄を保護しているという非常に重要な役割を担っています。背骨を悪い状態にしていることは、脊髄や神経にも影響を与える可能性があります。
日頃から、姿勢には気をつけて、背骨が丸くならないように、姿勢には気をつけましょう!
明朝は、いよいよ準決勝ですね。ネイマール選手は欠場しますが、ブラジルとドイツの選手にはケガなく最高のパフォーマンスを披露してもらいたいと思います。
伊藤 友円
豊洲カイロプラクティック
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