前回、お伝えした薬の服用について、もう少しお伝えしたいと思います。
プライベートなことなので詳細はお伝えできませんが、実際に来院されていた方のお話です。
Aさんは、来院されている方の会社の同僚で、ご紹介で豊洲カイロに来院されました。
数年来、体調が悪く、倦怠感やだるさなどが続き、会社に出勤することが週に1~2回しかできません。それも遅刻だったり早退が多い状況でした。内科や外科での検査や心療内科や精神科などさまざまな医療機関を受診されていました。一度治療に専念するということで会社を3ヶ月間お休みをしたこともあったそうです。
医療機関での治療方法は薬の服用によるものでした。とりあえず、2週間続けて服用。状態は一時的に少し楽になっても大きな変化はありません。その後、もう少し続けるということで、1ヶ月、3ヶ月と伸びていきました。薬の種類も変わったり増えたりしたそうです。
また、首のこりや張りがとてもつらいということで、頻繁に針治療や整体、マッサージなども利用されていたました。その流れで豊洲カイロにも来院されました。
その数週間後、驚くことをお聞きしました。Aさんが症状が良くなって毎日出勤できるようになったそうなのです。からだの不調がなくなり元気になったそうです。
あんなに不調だったAさんは、なぜ良くなったと思いますか?どんな治療をされたと思いますか?
それは、服用していた薬を全部やめたのです。数年来続いていた何かしらの薬の服用を一切やめられたのです。
何があったかはわかりません。もしかしたら薬の服用に対して以前から思い悩むことがあったのかもしれません。いずれにしても、Aさんは薬をやめたことで回復したことには間違いないとのことでした。
実はいうと、それほど驚きはありませんでした。そういう話は過去に聞いたことがあったからです。カイロプラクティックの学生時代、恩師の方にそういう話を聞いたことがありました。びっくりしたのはAさんが薬をやめることを決断できたということです。
長い間服用していた薬をやめることは勇気が要ります。状態が悪化したらどうしようという思いがあるからです。それを断ち切ったAさんは頑張ったと思います。
前回お伝えしたように、薬の服用に関しては否定するつもりはありません。しかし人間のからだに科学的な何かを入れると、自覚があるないにかかわらず何かしらの反応が起きています。それは効果的なものもあれば、害になるものもあるのです。この点について認識しておく必要があります。ある薬剤師の方が「薬を飲むことは石油を飲むこと。」というお話をされていました。それは、薬の製造工程が石油製品と同じだからだそうです。
薬を服用していても医師の言う通りの変化が出ない、長期間服用しても効果がないといった場合、薬の服用をやめることも視野に一度考える必要があると思います。
インターネットで情報収集をしてみたり、セカンドオピニオンを検討してみることも必要でしょう。
いずれにしても、薬が絶対ではありません。また絶対悪でもありません。
薬に対して冷静に判断できるよう日ごろから意識しておく必要があります。薬は「百害あって一利のみ」くらいに思っている方が安全で冷静な判断ができるかもしれません。(必要最低限の使用にしても、何かしらの多くの影響があるということです。)
Aさんには途中までしかお役にたてませんでしたが、体調が回復されて本当に良かったです。なまけ病のレッテルもはられてしまっていたようなので、本当に良かったと思います。
さまざまな意見があるとは思いますが、今回の内容もあくまでも個人的な意見です。ご理解頂ければと思います。
伊藤 友円
豊洲カイロプラクティック
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