頭痛の改善(気圧性頭痛)
K・Kさん 40代 江東区 女性
長年、慢性的な頭痛に悩ませれている。
数年前から豊洲カイロプラクティックに来院され、身体の全体のケアを受けていることから頭痛の症状は大きく改善した。
定期的なケアを受けているため良い状態をキープしているものの、時々、頭痛が現れる。
今回は天候が荒れて気圧の変化が大きい日に、かなり強い頭痛が現れたため、予約日時を前倒しして来院された。
来院時、こめかみから頭頂部、そして後頭部にかけて比較的、強い痛みがありました。
起床時から症状が強かったため市販の頭痛薬を服用し、それが少し効いているとのこと。
お身体の状態をチェックしても、特にいつもと異なる大きな異常はないため、いつものバランスが悪くなり始めていたことと気圧の影響が大きいと判断して施術を行いました。
結論からいうと、施術後にはほぼ痛みは消失しました。
今回は、施術途中において頭痛が消えた瞬間がありました。
それは、腰椎と股関節に関係し、身体の姿勢保持から歩行や様々な運動に関わる腸腰筋というインナーマッスルの緩和を行った直後でした。
頭部や頚部の施術を行う前の段階で、腰部と股関節へのアプローチによって頭痛が消失したのです。
頭痛の症状が、股関節への施術で改善したということです。
その変化が顕著だったために少し驚きましたが、これは理論的には考えられないことではありません。
経験による私見ですが、脳と脊髄を包んでいる硬膜の緊張が緩和んしたもののと考えています。
脳と脊髄は、軟膜、くも膜、硬膜という膜に覆われています。
この膜の緊張状態が様々な症状につながります。
タイツを履く際に、部分的に伸びている部分と縮んでしまっている部分ができることがあります。
このような状態が起きていると考えています。
膜の張り具合と言えば分かりやすいと思います。
伸びていて緊張している部分と縮まって緊張している部分があるということです。
そして、この伸びて緊張している部分の方が悪い症状につながりやすいと感じます。
膜が伸びて緊張している部分は、空間が狭く圧力が高くなり刺激が強くなるからです。
何はともあれ、頭痛が消失して良かったです。
実は、多くの症状に対して、この膜の緊張を意識して施術をしています。
それを意識して施術を行っています。
この膜への意識は、別の機会にお伝えできればと思います。
K・Kさん、膜の緊張の偏りによって症状が強くならないように、姿勢維持のためのエクササイズやストレッチを続けてくださいね。
伊藤 友円
※院内およびスタッフは、感染予防対策をとっています
ブログ:新型コロナウイルス対策
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