アブラハム・ハロルド・マズロー(1908年4月1日~1970年6月8日)は、アメリカ合衆国の心理学者。 ニューヨーク州ニューヨーク市ブルックリン区に生まれる。彼は人間性心理学の最も重要な生みの親とされている。
「人を変えたいなら、その人の意識を変える必要がある。」
「「できること」とは
その人自身が行えるものを指す。
これを自己実現と言わずになんと呼ぼうか。」
「真実と真理を見極めるためには
感情に動かされることのない冷静な客観性を持たなくてはならない。」
「あなたの唯一のライバルは自身の可能性です。
あなたの唯一の失敗は自身の可能性に生きないことです。」
「暴力は幼稚な方法ですが
憎しみや欲求不満から抜け出すために
暴力以外の方法があることに気づくには時間がかかるものです。」
「空腹を満たすために食べ物が必要であるように
疲れた体を癒すために休息が必要であるように
私たちが生きるために必要なのは醜さではなく美しさなのです。」
「人は成長のために進むか安全を求めて退却することも出来る。
成長するためにはこの判断を繰り返さなければならない。
そしてその度に
恐れも克服しなければならないのだ。」
「人生すべてが授業です。
出会うものすべてが教師であり
あなたは永遠の生徒です。」
「過去について後悔することも出来るし
未来について心配することも出来ます。
しかし、我々が行動できるのは現在だけです。
今、この瞬間を生きる能力は
精神的健康を支える上で欠かせない要素です。」
「自然な欲求を追求し満たすことは決してエゴイズムではない。
むしろ、低次の欲求が満たされると高次の欲求が出てきて
それは自己実現
さらには自己超越にまで到る人間成長につながっていく。」
「人間を成長させる方法は責任を与え
期待していることを伝え
苦労をさせ、汗を流させることが挙げられる。
彼らを過保護に甘やかし
代わりにやってやることではない。
自分自身で学ぶ必要がある。」
マズローで有名なのは、「マズローの欲求5段階」です。
人間の欲求は5段階のピラミッドのように構成されていて、低階層の欲求が充たされると、より高次の階層の欲求を欲するというもの。
第一段階 生理的欲求
○第一階層の「生理的欲求」は、生きていくための基本的・本能的な欲求(食べたい、寝たいなど)で、この欲求を充たせれば、次の階層「安全欲求」を求めます。
第二段階 安全欲求
○「安全欲求」には、安全・安心な暮らしがしたい(雨風をしのぐ家・健康など)という欲求が含まれます。
○生理的欲求とあせて、安全の欲求は生命としての基本的な欲求の一つとなります。生を脅かされないことの欲求で、たとえば、暴力などにより絶え間なく生存を脅かされていると、その危険をいかに回避し安全を確保するかに必死になり、それ以外のことが考えにくくなるわけです。
第三段階 社会的欲求
○「安全欲求」を充たすと「社会的欲求」(集団に属したり、仲間が欲しくなったり)を求めます。この欲求が満たされない時、人は孤独感や社会的不安を感じやすくなります。
ここまでの欲求は、外的に充たされたいという思いから出てくる欲求です。
○会社、家族、国家など、あるグループへ帰属していたいという欲求は、あくまで生存を脅かされない状態になって出てくるわけです。また、基本的欲求が満たされた次にこの欲求がくるということは、帰属欲求がそれだけ基本的なものであることを示しているともいえます。
第四段階 尊厳欲求
○そして次に「尊厳欲求」(他者から認められたい、尊敬されたい)という欲求が芽生えます。ここからは外的なモノではなく、内的な心を充たしたいという欲求に変わります。
○帰属の後に自我の欲求がくるのは、ごく自然のことのように思えます。なぜならこの欲求は、他人からの賞賛を求める欲求であり、それはグループへの帰属が前提となるからです。(なにかしらグループに所属しなければ、自分を認めてほしい他者を認識することはありません。)この欲求は二つに分かれます。ひとつは、仕事の遂行や達成。二つめは、そのことにより他人から注目され賞賛されることです。
第五段階 自己実現欲求
○そして、最後に「自己実現欲求」(自分の能力を引き出し創造的活動がしたいなど)の欲求が生まれます。
○自己実現とは、簡単にまとめると、
自分が掲げた目標を自分でクリアにできる喜びをモチベーションにできる、ということ。
○最後は自己実現の欲求。これは、あるべき自分になりたいという欲求です。たとえば、自分の描きたい絵画に打ち込む芸術家は、自己実現の欲求に突き動かされているといえます。研究欲求、平和の追求、芸術鑑賞なども含まれますが、注意しなければならないのは、あくまで「自己実現」を求めてのことである、という点です。たとえば、そこに「人から賞賛されたい」という気持ちがあるのであれば、それは自我の欲求です。ここには、ある種の無償性が含まれているのが特徴です。
自己実現欲求を満たすためには、まずは、生理的欲求を満たさなければならない。
夢を実現させるためには、現実世界で生活の基盤がなくてはならないのです。
地道に、地に足を着けた生活が、結果、
自己実現につながるのです。
精神世界と現実世界のバランスを常にとっていないと、痛い目にあいますよ!
わたしはあいましたけれどね(*^_^*)