昨日のこと。
状態を確認するために患者さんの舌を見ました。
すると初鍼時に暗紅舌だったのが淡紅舌に変化。
また舌下静脈の怒張も軽減。
バリバリの瘀血の患者さんでしたのでびっくり。
『うぉっ、舌が良くなってますよ〜』と私はウキウキ気分。
一方、患者さんは???
『どういうこと?それが何か?』
そりゃそうですね。
妊活の施術を受けにきて舌がどうのこうのって???ってなりますよね〜。
舌はそもそも内蔵の筋肉に分類されます。
子宮で説明すると、
子宮も筋肉があって収縮・弛緩します。
※子宮の運きも妊娠にとってとても重要な役目をしています。
子宮の筋肉も舌の筋肉も内臓の筋肉。
つまり内臓、ここでは子宮の筋肉の状態を舌で推測しているというわけです。
これを東洋医学では舌診といいます。
色で血流、大きさ・歯の痕などでむくみの有無、等々を確認します。
この患者さんの場合、血流が改善し、瘀血も改善傾向にあると言えます。
したがって今の施術や漢方薬、日常生活の見直しなどのチャレンジしていることが正しいということです。
自覚症状にまだ変化は無いようですが、体は変わってきているということですね。
こういう確認ができるのが鍼灸の良いところかも知れませんね。
ちなみに舌だけではなく、お腹の瘀血反応の一部、肩背部の筋緊張なども舌に一致して改善傾向を示していましたよ。
本日も最後まで読んでいただいてありがとうございました。
下記の写真の場合、
舌が腫れぼったくて辺縁部に歯の痕がついています。
典型的なむくみの舌です。
水分代謝が悪いのでそこを改善するような経穴に施術していきます。