日曜日は研修会に参加してきました。
テーマは不妊症例に対する鍼灸療法。
私も妊活施術をおこなっていますので、しっかりとお話を聞いてきましたよ。
さて今回提示された症例はご夫婦への施術についてでした。
奥様の方は妊活施術。
水太り、歯痕舌、汗をかくと調子よいなどの所見を伺っていると、水毒っぽいですね。
また中途覚醒もあり、所見から食いしばりなども想像できますので、問診票ではそれほど現れていないものの潜在的なストレスの関与も大きいことが推測できます。
うまくそれらに対処されながら施術されていたようでした。
下肢の鍼通電については足三里ー三陰交に変更したことにもコメントされてました。
これは水毒に対しての施術には合致してるように思えます。
卵巣・子宮なども考慮しながら体調を整えていった結果、妊娠されたという報告でした。
通常であればもう少し周期(施術期間)が必要なのかもしれませんが演者の鍼灸院に来院される前にも他院で施術されていたのでその効果もあったのではないかとコメントされていました。
私も同意です。
ただし最後のピースを埋めることができるかどうかが非常に難しいのです。
したがってこの辺に妊活施術の経験があるかないかが出るように思います。
ご主人の方は腰痛やIBSなどの症状に対しての施術。
これも鍼灸がかなり効いているような印象でした。
演者からのコメントはありませんでしたが、私はご主人への施術が実は精子にも反映され、結果として良質胚の移植、妊娠に至ったのではないかと考えています。
精子の所見が正常とされているケースでも、施術で体調がよくすることが重要でこれ自体も妊娠率を上げる一因なのではないかと考えています。
現在の精液所見が全てを網羅してるのか?という根本的な疑問が大前提ですが・・・
もう一つ、とするならば精子力を上げるにはまずは体調を整えつつ、精巣に影響を及ぼすようなポイントに施術すれば良いということになりますね。
研修会の後、もっとミクロなマニアックなことについてもいろいろとディスカッションできました。
妊活施術談義は刺激になって非常に楽しいものです。
本日も最後まで読んでいただいてありがとうございました。