30歳以上で初めて妊娠された方からのよくある相談について書いていきたいと思います。
特に35歳過ぎた方からよく言われるのは、
「高齢出産のリスクってどんなのがあるの?」
ですね。
確かに年齢を重ねるごとに出産のリスクというのは高くなります。
高齢出産のリスクは書いてみますと、
・ダウン症のリスクが高くなる
・流産のリスクが高くなる
・妊娠中毒症のリスクが高くなる
・選定性異常(奇形)のリスクが高くなる
といったものがあげられます。
ダウン症では、20代だと1000人に1人の割合で生まれますが、40代になると100人に1人の割合で生まれてきます。(10倍も確率が高くなってしまうのです)
なぜこのようにダウン症の発生率が高くなるのかといいますと、その原因として卵子の老朽化があげられます。
女性は生まれた時から卵子を持っているのですが、その卵子は年齢を重ねるとともにどんどん劣化してしまうんですね。
高齢になればなるほど、卵子の細胞分裂がうまくいかなく、染色体が1本多い異常が発生してしまうのですね。
なので、高齢になるほどダウン症のリスクも高くなってしまうのです。
では、
「ダウン症のリスクに対策はないのか?」
と言われますと、私としては食事の改善をオススメしています。
私たちの体は食べたもので作られているんですね。
40代でも非常に元気でイキイキした人っていますよね。
そういった人って細胞が元気なんですよ。年齢の割に細胞は若いんですね。
元気な細胞を作る(老化を防ぐ)には、
・バランスの良い食事
・ストレスを抱えない
・適度な運動
・十分な睡眠
の4つが大切なんです。
特にバランスの良い食事というのは、栄養をダイレクトに細胞に運んでくれますので、1番に見直しをしていただきたいのです。
高齢出産のリスクというのは、正確に言うと年齢が高いからリスクが増えるのではなく、細胞が劣化するからリスクが増えるのです。
なので、30代以上の妊婦さんも実年齢より若い細胞を取り戻して、元気な赤ちゃんを産んでくださいね。
リスクを完全に防ぐことはできませんが、低減する方法はいくらでもあります。
まずは普段たべている食事から見直していきましょう。