聖書箇所: コロサイ1:24~29
説 教 題: 『栄光の希望』

 皆さんお元気ですか?岡田宣道です。
 三田の教会のご婦人で、今、お嬢さんが住んでおられるドイツに滞在しておられる方がいらっしゃいます。先週末にお嬢さんからメールが来たんですが、「カーニバルの季節なので仮装してみました」と書いてあり、仮面舞踏会でつけるようなお面をかぶったそのご婦人の写真が送られてきました。楽しそうだなぁ~と思いながらも、カーニバルと聞いて「ああそうだ!」と思い起こしたことがありました。
 

 実は教会暦では、今年は14日(水)が“灰の水曜日”と言われていて、そこからレントという期間に入ります。イエス・キリストの復活をお祝いするイースターをさかのぼること約6週間、その期間をレント(受難節)と呼び、イエスさまの十字架の苦難を覚えながら過ごします。かつてはその期間、断食をして過ごしたようです。断食と言っても肉や卵を食べるのを控えるということだったようですが、その断食の期間に入る前に、思う存分食べて楽しもうじゃないか!というのが、カーニバルなんですね。日本語では「謝肉祭」なんて言われたりします。肉が謝された祭りだなんて、なかなかすごい言い方ですよね~。カーニバルと言えばブラジルのリオのカーニバルが有名ですが、なかなか日本には浸透しないです。月の満ち欠けによって決まるために毎年日程が変わるので、この日と決まらないのが日本では流行らない理由のひとつかもしれません。
 

 でも大事なのは、肉を食べることではなくて、その先にあるイエスさまの十字架、そして復活ということを覚えて記念するということです。イエスさまはなぜ十字架にかかられたのか。そして復活は何のためであったのか。そのことに思いを巡らしていただきたいと思いますし、イースターにはぜひ教会に足を運んでいただければと願っています。
 

 さて、次週の礼拝は上記の個所から学びます。パウロがコロサイ教会に宛てて書いた手紙の続きになるわけですが、1章の最後の段落において注目したいのは、27節のお言葉です。27節には、「神は彼らに、この秘義が異邦人の間でどれほど栄光に満ちたものであるかを知らせようとされました。この秘義とは、あなたがたの内におられるキリスト、すなわち栄光の希望です。」とありますが、聖書には秘儀があるのだというのです。そしてそれは、栄光の希望だと言っています。それがなんであるのか、共に考えてみましょう。
 

 教会の礼拝は、どなたでも参加することができます。どうぞ気兼ねなくお出かけ下さい。あなたのお越しを心よりお待ちしています!その際には、マスク着用、手指のアルコール消毒、三密を避けるなどのご協力をお願いしています。なお、ライブ配信も継続して行いますので、続けてそちらもご利用ください。
 

ライブ配信はこちら↓