聖書箇所: ルカ1:26~38

説 教 題: 『マリアへの御告げ』

 

 皆さんお元気ですか?岡田宣道です。

 神学生時代にご奉仕していた教会で、その年のクリスマスにプレゼント交換があったんですね。確かひとり1500円だったと思うんですが、プレゼントを準備したんです。結構高い金額設定やなぁと思いながらプレゼントを探しまして見つけたのが、前のところにアライグマか何かの動物の顔が付いている、めちゃめちゃ暖かそうなもこもこのスリッパだったんですね。そのスリッパがあたった人に「これ俺も欲しかったくらいやねん!」って話してたんです。そうしたら次の日曜日にその人が「はいこれ」って包みを渡すんですね。あけてみたらあのスリッパと同じものが入っていたんです。「岡田先生、ほんとに欲しそうだったから♪」って、ニコニコしながら言って下さったんですが、スリッパが嬉しかったということ以上に、これあげたら岡田先生喜ぶだろうな、プレゼントしてあげたいなって思って下さったその思いが嬉しいなぁって思わされたんですよね。

 

 アドベントの期間に入り、クリスマスを待ち望んでいますが、クリスマスというのは神様が救い主を私たちのために送って下さったときです。そうやってイエスさまを送り出すときの神さまの思いって、どんな思いだったのでしょうか。決して無表情・無関心で送り出したのではないと思います。逆に、「ん~、わが子を送るのはしんどいな~、できればしたないねんけどな~、辛いな~、厳しいな~」って、未練たらたらな感じでもなかったと思うんです。先ほどのみ言葉にありましたように、「神は、その独り子をお与えになったほどに、世を愛された。」のです。私たちを心から愛し、私たちを救いたい、私たちにしてあげたいという思いでもって、救い主を送り出して下さったと思うのです。その神さまのお心に思いを馳せながら、アドベントの期間を過ごしてみてはいかがでしょうか。

 

 さて次週は、ルカによる福音書にあります、イエスさまの誕生が告げれる、いわゆる受胎告知と言われる出来事から学びます。この場面というのは、宗教画として描かれることも多く、日本でも倉敷の大原美術館にある、エル・グレコの「受胎告知」が有名ではないかと思います。イスラエルの田舎町、ナザレの町娘マリアの元に御使いがやってきて、マリアが救い主を身ごもるということが告知されます。クリスマスには良く開かれる箇所ですが、あらためてここから学ばせていただきたいと思います。

 

【クリスマスは教会へ!】

 ・12/24(土) 午後7時~ 「クリスマスイブ礼拝式」

 ・12/25(日) 午前10時半~ 「クリスマス礼拝式」

 

教会の礼拝は、どなたでも参加することができます。どうぞ気兼ねなくお出かけ下さい。あなたのお越しを心よりお待ちしています!その際には、マスク着用、手指のアルコール消毒、三密を避けるなどのご協力をお願いしています。なお、ライブ配信も継続して行いますので、続けてそちらもご利用ください。

 

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