聖書箇所: 詩編21:1~14

説 教 題: 『信頼のもたらすもの』

 

 皆さんお元気ですか?岡田宣道です。

 当教会は豊中泉キリスト教会ですが、その前身となる教会は豊中使徒教会で、豊中郵便局の裏手にありました。その豊中使徒教会が創立したのが1956年7月8日ですので、今度の礼拝は創立感謝礼拝式として礼拝したいと思っています。

 

 教会がスタートしたきっかけは、1人の女性の思いからでした。1955年の3月はじめ、当時の教団の総理であった車田秋次牧師が大阪に来られたんですね。そこに松井えきさんというクリスチャンの方が会いに行き、こう頼んだのだそうです。「私は神田教会(東京の神保町)で先生から洗礼を授けていただきました。結婚して、豊中にいるのですが、ホーリネスの教会が欲しいのです」。すると翌年の4月に神戸教会の斉藤源八牧師が来てくださり、松井さんのお宅で家庭集会が始まりました。ご主人の栄太郎さんは日本基督教団豊中教会の会員でしたが、でもそこで語られるホーリネスの説教にひかれ、人が集まってくるようになり、1956年7月8日、仮集会所において「豊中使徒教会」が開設され、その時に4名が洗礼を受けたんですね。その年の10月に松村悦夫牧師が初代牧師として派遣されました。最初はたった1人の「ホーリネスの教会を!ホーリネスの説教を!」という思いに神様が追い風を吹かせて下さって教会が誕生し、そこからさらに豊中泉、宝塚泉、みのお泉、三田泉と、四つの泉教会が生まれていったんです。

 

 今のこのコロナの状況は、私たちにとって大きな向かい風です。でも、たった一人の思いであっても、そこに神さまの追い風があるときに、ここまでの大きな主の業がなされるのですから、ここまで導いて下さった神さまは、これからも聖霊の追い風を吹かせてくださると信じて、共にこの教会に仕えて歩んでまいりたいと思うのです。また、皆さんそれぞれの歩みの上にも、神さまの追い風があるようにと心からお祈りしています。

 

 さて、次回の礼拝では、詩編21編を皆さんと共に味わいたいと思っています。実はこの21編は、前の20編とセットだと言われています。20編は家来や国民が、これから敵と戦う王さまのために祈っている祈り、とりなしの祈りが歌われていました。それに対してこの21編は、そうやって王さまのために祈った人たちが、どこまでも神さまを信頼している王さまの姿を見て、神さまに感謝と賛美を献げているという詩編なんですね。今日は8節に「王は主に信頼し」とありますけれども、今日は「信頼のもたらすもの」という題にしました。王さまが神さまに信頼するときに、そこに何がもたらされているのか、二つの点で考えたいと思います。

 

 7/4(日)より、集まる礼拝も再開することになりましたので、よろしければぜひ礼拝にお出かけください。しかしコロナの状況も予断を許さない中にありますので、引き続きライブ配信の礼拝をご利用いただければと思います。どちらでも、礼拝ご一緒できれば感謝です!

 

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