おはようございます。
来週火曜〜金曜のどこかで、いつものこちら↓で
ランチできる教え子を募りたい重本孝です。
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「効率よく」という言葉が本当に意味するところの解像度を上げておこう。
受験産業がその養分候補たちへの撒き餌としてよく使用するクリシェに「効率よく」というのがあります。
そしてその言葉を聞いたイケてない受験生、いわゆる「受験産業の黄金養分」たちはどういう発想にいたるのかと言うと、例えば英語が志望校に対して理想的なレベルに達するのにその人がかけなければならない投下時間を「10」としたときに、“効率よく”勉強すればそれが「5」くらいになるみたいな方向性で発想すると思います。
よくあるのが、これはもう完全に低偏差値帯の高校生を対象とした塾でしか見られない手法ですが、「カリスマ講師の授業を受ければ成績が爆伸びする」であるとか「効率よく単語を覚える」であるとか「暗記撲滅」であるとか「〇〇リーディングで読解速度が劇的に上がる」みたいなノリっていまだに見受けられたりします。
まず断言するのでありますが、天才的な暗記能力(塾の授業聞く以外には何もせず公立トップ校に入れるレベル)を携えた人でなければ大学受験レベルで十分な成績を収めるためには、やはり圧倒的な時間投下ができるかどうかが重要項目の1丁目1番地です。
それを効率よく勉強すれば投下時間が劇的に減るなどということは100歳のおばあちゃんが1人でロシア軍を壊滅に追い込むくらいあり得ません。
受験とは結局は「暗記量」であり、その「暗記量」は「接触回数」で決まり、「接触回数」は「問題演習量」で決まり、「問題演習量」は「投下時間」に比例します。
なので時間をかけない人は「暗記量」が足りず、どんな「神授業」もこれを救うに足りません。
そんなわけですからまず「効率よく」というのを受験勉強のショートカットのように捉える発想は串カツのソース2度付けくらい絶対にやめてください。
そして何よりも「効率よく」という言葉を履き違えることなく捉えておくことが大切だと思います。
個人的に思うに、いわゆる本当に「効率のよい人」というのは、
自分の解決課題(現状が現状である原因)を正確に把握できてる人
・・だと考えます。
例えば、その逆である「効率の悪い人」の典型が、受験生であればそもそもの生活習慣がジ・エンド気味で、学校では授業に集中できず、放課後は時間の無駄が多いのに、その部分をそこまで気に留めることなく、やたら有名講師や有名な参考書を解決手段として求めるような人です。
スポーツで言えばそもそもの筋量が足りていないのに、筋トレはしんどいから嫌がって、やたら練習メニューの効率化みたいなことばかりにこだわるような人などもそうです。
いずれも根本的な解決課題を見誤っているため、その努力は必要以上に遠回りなものとなり、皮肉なことに効率よく行こうとした結果、ますます効率の悪い方向に面舵いっぱいしちゃっているという事態になります。
ですからそうならないように、つまり本当の意味で「効率よく」進んでいくために、
自分の解決課題(現状が現状である原因)を正確に把握できてる人
・・であろうとすることが大切です。
ちなみに受験や受験生としての我が子のことがよく分からないからこそそれを塾に外部委託しようとしているのに、結果として大量講座受講などで解決を図ろうとされるわけなので受験産業もなかなかタチが悪いなと・・
トヨタ自動車の有名な「なぜを5回繰り返せ」の如く、、、、「なぜ今こうなっているのかというとAに問題があるからだ。」「なぜAに問題があるのかというとおそらくBだからだ。」「ではなぜBなのかというとCが起こっているからだ。」「ではなぜCが起こるのかというとDが足りないからだ。」「ではなぜDが足りないのかと言えば、Eがないからだ。」といったように、真の解決課題を深いところでしっかりつかんで、その後に適切な取り組みができるのが本当に「効率のよい人」だと思います。
間違った問いからは間違った答えしか出ず、結果、効率が悪くなりますので、くれぐれもお気をつけください。
大学生で時間のある子はこちらを読んでおくか、あるいはフレンチを食べに来ることをお薦めいたします。真顔
#1人で予約取れるフレンチをどなたかシェフの方作っていただければなと・・
本日は以上です。
ではまた。
【究永舎】
2008年6月に豊中市に重本孝が開校した進学教室です。最初は高校受験の塾としてはじまり、2014年シーズンからは大学受験を対象とした高校生クラスを開講。現在は中2〜高3の講座全てを重本が担当するユル〜い個人塾なのに毎年難関校合格者が生まれる摩訶不思議アドベンチャーな教室です。
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