おはようございます。


窓に映るあわれな男が愛しくもある重本孝です。


#44歳

 

 

 

 

#リブログありがとうございます!!!!!

 

 

 

 

 

「この子が理系行く思たら震え止まらんねん・・」な子の典型的な受験展開についての覚書。

 

 

例によって豊中高校はここ最近で毎年恒例休み夏明け実力テストの成績表が返却されました。

 

特に高校1年生は入学後初となる学年順位や学年偏差値などが詳細に出るテストで、「自分、意外とイケるな〜。」とか「意外と耐えたな・・」とか「想像以上にこれはマズイぞ・・」など、その感想は様々でしょう。

 

 

そしてそれに付随して昨日の高1の教室では、、、、

 

 

(全く自習しないことを日頃から私がイジリ倒している生徒さんの数学国語が1ケタ順位なのを見て・・」)

 

しげ「・・・え???こ、、、これって、、、、マジ???」

 

豊高生「???笑」

 

しげ「マジか、おい・・ウソやろ・・・」

 

豊高生「・・・。(ニヤ)」

 

しげ「だって絶対夏勉強してへんやんな????」

 

豊高生「・・・夏休みの宿題だけしました。」

 

しげ「やんな。やったとしてもそれだけやんな。

 

豊高生「はい。苦笑」

 

しげ「いつやったん?」

 

豊高生「夏休み最終日に1日かけて朝から晩までやりました。。。」

 

 

 


制作・著作
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ⓃⒽⓀ

 

 

・・・みたいなやりとりがありました。

 

 

この生徒さんは内申が230強でしたが過去問の雰囲気と本番で力を発揮できることが予想できたので、最後は絶対イケると予想して豊中受験に踏み切り、結果的には余裕を持って合格したので、きっちりやるキャラじゃないけどポテンシャルはあるという典型的な・・・”中3で背が伸びたら能力も開花したタイプ”の生徒さんというのは間違いありません。

 

#塾あるある

 

 

 

だとてです。。。

 

 

 

 

 

「夏休み最終日に1日かけて朝から晩までやりました。。。」

 

 

・・で普通は取れる順位ではありません。

 

 

・・が、数学(国語もですが)ってそういう科目でもあるんです。苦笑

 

 

 

今回の子についてはまだまだ習慣は難関大受験のそれではありませんので、本人にも阪大行ける能力十分あるけどこのままじゃアカンということは伝えておきました。

 

 

とにもかくにも塾講師をやっておりますと、とりわけ数学は才能の差は結構効いてくると言わざるを得なくて、努力量に比例しない場面をこれまで9000万回以上目撃してきております。

 

マジで無慈悲な科目です。。。

 

 

 

高1と言えば現在絶賛文理選択お悩み中の人もいるかと思うのですが、理系について言えば、その志望理由はさておき、とかくこうしたマスマティックサイコパスの存在は知っておくべきで、自分がそれなら何ら問題はないのですが、そこまでではない・・という場合は最低でも数学が好きで何時間とやってても苦ではないというくらいでないと、受験生の頃には飛行石無しで飛行客船から落ちるシータを経て最後は犬神家になります。

 

#死ぬる覚悟が・・

 

 

これが文系で数学がない場合は、ミニマムで数学は受験科目から外すとか、共通テストのみの学部にするとか、2次試験において数学の配点が英国それぞれの半分の学部を選ぶなど、何かと調整はできますし、また、数3がない分高2の2学期や、遅くとも3学期には受験で必要な数学の履修は終わるため、高2の3学期か、高3の頭からは入試演習に入ることができ、その習得に余裕があります。

 

 

ところが理系の場合、特に公立高校の場合は数学・理科ともに高3の夏前後(理科は確実に2学期)まで学校の授業は範囲が終わりませんので、結局、理系呑気ホーテの場合、高3で1A2BCの復習も行いながら数3、物理(or生物)、化学もガチりつつ、さすがに英語ももう放置できない・・・という状態になります。

 

つまり端的に申して

 

 

・・になっちゃう・・・みたいな子は多いです。

 

 

 

で、まだ生徒さんやご家庭のご方針的にも「地方国公立もあり!」の場合は打ち手は結構あるのですが、そうではない場合、つまり例えば大阪北摂界隈から通うとなると、まあ、これが全国的に見ればなかなか難しいところばかりで、そうしたところを高3の段階で学年下位の状態から狙っていくとなると、最低でも中3時にほとんど自習せずに文理学科に入るくらいのポテンシャルは欲しいかなと。。。

 

結局、このブログのマス層の方にとって一番

 

 

 

 

 

 

 

 

っていう展開としては、よく水準も分からず軍師無しで国公立にこだわった結果、共テが

 

 

 

 

 

 

そして英数理が満遍なく尖っておらず関関同立も

 

 

 

もちろん奇跡を信じて出願した前期校も

 

 

・・という展開であろうと思いますが、全然これはよく起こる話です。

 

 

#京工繊の後期廃止は関西の理系にとってはマジで痛い・・

 

 

 

ホントにマスマティックサイコパスでもなければ、日頃からやりたくて数学を放課後も毎日やってるとかでもない・・・、そして学校の成績はおもっきり下位みたいな人が理系を選ぶというのは、自分の塾講師としての知見の及ぶ範囲から申せば「素振りはしないのに甲子園に行こうとする野球部員」に近いイメージです。

 

 

ホントにこないだの

 

 

・・の子たちみたいに、文系の子は英語がとにかくできるようになれば、あとは社会で政治経済を取っていればなんとか道は開けてくるのですが、理系の子の場合、数学も理科もできないといけないのは絶対で、そこへ最終英語もそれなりにはできないといけないというただの受験バイオハザードとなっておりますので、私と致しましては毎年のことながら「信用できる塾の先生とかに今後の展開予想(自分の適正)を聞いてから判断した方がいいかもよ〜・・」と訴えたい次第ございます。

 

 

 

 

 

 

本日は以上です。

 

 

 

 

 

 

ではまた。

 

 

 

 

 

 

【究永舎】

2008年6月に豊中市に重本孝が開校した進学教室です。最初は高校受験の塾としてはじまり、2014年シーズンからは大学受験を対象とした高校生クラスを開講。現在は中2〜高3の講座全てを重本が担当するユル〜い個人塾なのに毎年難関校合格者が生まれる摩訶不思議アドベンチャーな教室です。

 

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