おはようございます。

 

タクシーの運転手さんに「この道ひたすら真っ直ぐでお願いします。」と伝えた直後、1発目の交差点で左折された重本孝です。

 

#なんでかはよく分からない

 

 

 

 

 

国語は後回しの受験戦略論。

 

 

 

いきなりなのですが、究永舎生であればご存知の通り、とかく私は国語後回し論者であります。

 

つまり、国語が得意な子も不得意な子も「国語は優先順位としては最後!」という戦法を受験の水先案内人として提案しているということです。

 

理由は単純で「確実性を取りに行きたいから」です。

 

 

現場で見てますと、国語ってまずは「語彙力」と「どれだけいろんなこと知ってるか?」にその得点力は比例します。

 

なぜなら最終的に一番大切な抽象化、すなわち本文の「要約力」を下支えするのが「語彙力」と「どれだけいろんなこと知ってるか?」になるからです。


#語彙力は難関校へのパスポート



とりわけ大学受験の世界では次から次へと現代文の参考書が爆誕していて、私も今月に入ってまた何冊か買ったのですが、全ての参考書に言えるのは、ある程度本文が要約できることが前提になっちゃってるってことで、その「ある程度の要約」が苦手な人がそのまま国語が苦手な人なので、ズバリ参考書でそれらの人をヘルプするのは結構な確率で無理ということになります。

 

その証左とでも申しましょうか、この何十年ともう毎年・毎月のように現代文の参考書が世に登場しており、おそらく今月出たものも早ければもう来年再来年にでもなればその頃の新刊に駆逐されてしまっているでしょう。

 

なぜなら国語が苦手な人を救出することはできないからです。

 

 

ここで少し寄り道ハイウェイなのでありますが、じゃあ国語って成績上げられないん?ってことなのですが、当然そんなことはありません。現に私自身もそうですし、他のどんな大学受験の現代文の先生だって、入試現代文ができない状態は絶対あったわけで、そこからできるようになっている人がたくさんいるわけですから当然国語の成績は上げることはできるという結論にならなければおかしいです。

 

ただ、入試というのは残された時間の投資先をいかにミスらないかという戦いでもありますから、当然のことながら投資回収率(この場合はいかに志望校の合格ラインに到達できるか)が確度高く見込める形にその時間ポートフォリオを組もうとするのが塾講師としては当然の感覚です。

 

#やっぱり国語は一番ROI(投資回収率)は低いというのが個人的な結論です(異論は認めまくります)

 

 

ですからこれまで1人1人の生徒さんの成績推移と受験結果を見てきた経験から、結果的に「国語は後回しで問題なし」という形でその方針は毎年安定しているという感じです。

 

特に私の場合は自分が英語のみならず日頃の現代文、古文、漢文も担当しておりますから、そこからだいたい当日を迎える頃の生徒さんの国語の仕上がりは予想できるので、なおさら「自習で国語せんでいいから英語やり!」とか「国語は1ミリも気にせんでいいから数学と理科だけやり!」などと自信を持って言えるというのはあります。

 

実際、どう考えても国語が得意じゃない生徒さんたちに対してもその姿勢は一貫しており、昨年、一昨年の京大合格者の子たちはそれぞれ通う文理学科の校内模試において国語は校内偏差値は50未満でしたし(それでも京大の合格最低は余裕で越えてた)、文理学科ではない学校の生徒さんで国語がどう考えても得意とは言えない子たちにも国語は週1の授業除いてせんでいいと春先から言っておりました。

 

例えば同志社を目指しながらも国語が得意ではない生徒さんたちで、関関同立系の模試で、以下のような成績を秋頃に取ってくると、、、、

 

 

 

 

塾次第では「冬期は個別で国語を取りましょう!」などとこれでもかと足元を見たハナゲな提案をしてくるところもあるやもしれませんが、果たしてこの3人は現在無事に同志社に通ってます。

 

ちなみに下の2人は5/5とかそんな感じだったと思います。

 

#いくらなんでも偏差値39.1はないやろと・・笑

#一番下の写真の子が日本史を選んでるのは元々は関学を目指してたから

 

 

どうでしょうか・・・さすがに同志社目指してて秋の関関同立の模試で国語を偏差値39とか45とか取ってきたら一般的には焦る人もいるかもしれません。

 

実際「39.1」をスラムダンクしてきた子はお母様が「上の子のときはこんな数字さすがに見たことないんですけど・・・苦笑」みたいな感じで仰ってましたが、私は「大丈夫です。」の一点張りで、落ちたら確実に切腹モノでした・・・

 

 

私の場合は仕事としてやっているのでドヤって言うのもいかがなものかなのですが、やはり再度繰り返しますと、

 

入試というのは残された時間の投資先をいかにミスらないかという戦いでもありますから、当然のことながら投資回収率(この場合はいかに志望校の合格ラインに到達できるか)が確度高く見込める形にその時間ポートフォリオを組もうとするのが塾講師としては当然の感覚

 

・・というのはみなさんとシェアしておきたい感覚でもあります。

 

#当たり前過ぎてわざわざ言うまでもない?

 

 

とかく大学受験におけるその戦略は多岐に渡りますし、とにもかくにも人によりますから、その受かり方みたいなのも人それぞれです。

 

#悪いこと言わないから同志社目指してる子は政経にしよ(小声

 

 

とりあえず今日は「国語は後回しにして他をやりまくる作戦」っていうのは国語が得意な人は言わずもがなで、実は国語が苦手な人にとっても有効に機能させることは有りだと私は思いますよ〜、と言うのを伝えたかったです。(毎度のことながら「塾選びは軍師選び」っていうのも言いたい)

 

 

・・・この作戦を採用するか採用しないかはあなた次第です。

 

 

 

 

 

 

本日は以上です。

 

 

 

 

 

 

ではまた。

 

 

 

 

 

 

【究永舎】

2008年6月に豊中市に重本孝が開校した進学教室です。最初は高校受験の塾としてはじまり、2014年シーズンからは大学受験を対象とした高校生クラスを開講。現在は中2〜高3の講座全てを重本が担当するユル〜い個人塾なのに毎年難関校合格者が生まれる摩訶不思議アドベンチャーな教室です。

 

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