おはようございます。
今週で夏期講習も終了ということで来週からはまた孤独のグルメを再開予定の重本孝です。
#とりあえず座布団モンブラン食べたい
同じ進学校に上位で入った人と下位で入った人との高3夏以降の違い。
進学先に目を血走らせて、すなわち必死に頑張ってなんとかギリギリで入るパターンと、もはや目をつぶって、すなわちオカリナを吹きながら相当余裕を持って入るパターンっていうのがあります。
このことについて、おそらく保護者様がご心配なさるのは下位で入ってついていけなかったら・・・ということだと思います。
個人的な経験からは下位で入って1年後には上位に入ってるみたいな人は毎年誰かしらいるので、【下位で入る=かなりマズイ】の発想にはなりません。
やることをちゃんとやらなければ上位合格の子でも高1の2学期以降で全盛期の野茂英雄のフォークばりにその立ち位置は急降下しますし、下位で入ってもやることをちゃんとやれば高1の3学期くらいか、高2の1学期くらいには、悪くとも中位以上や上位に位置付けることもそこまで珍しい話ではありません。
・・ただ!
下位の方でなんとか受かった!・・という子が、その額にタトゥーとして刻んで死ぬまで忘れてはならないことがあります。
その点について、これから重本孝ことただの桃色ファンタジーがご説明させていただきます。
まず以下をご覧ください。
縦軸が「学力」、横軸が「時間」となっております。
ある高校に入学した人が、3年後にその学校の上位人が狙う◯大に合格することを考えた際、高校受験の段階で上位で合格した人というのは、③や④の合格の仕方があります。
しかしながら下位で合格した人というのは基本的に同じ◯大に3年後に合格しようと思ったら①の道しかありません。
②のルートで合格した生徒さんもこれまでにいるのはいるので「絶対ない!」とは言えないのでありますが、やはり基本的には②のルートは「ない」くらいに思っておいてちょうどだと私は思います。
厳しい話、やはり高校受験が高校受験であるがゆえに、どの立ち位置で入学しているかというのは基本的にはそれがそのままポテンシャルの差であることがほとんどです。
ですから高3夏以降の伸びシロで言えば中3時に上位で余裕を持って受かっているようなタイプの人は③のような伸び方が十分起こり得るのですが、反対に、残念ながら下位で受かっている人というのは②の曲線パターンで受かることは極めて稀であります。
ですから高校受験の段階で下位での合格が予想される子というのは、無事合格した後も、ゆめゆめ②のような成績上昇カーブをイメージすることがないよう中3〜高1にかけて繰り返し伝えておかないといけません。
これらのことは武家諸法度にも書かれてあるくらいなのですが、おそらく毎年全国で推定5000万人程度の下位合格者が先輩や受験産業に見事にダマされて②を夢見て結局夢だったと気づきます。
ビリギャルよろしく、受験産業はとかく②みたいな話が好きでよく宣材に使うのですが、基本的に下位で入って高3夏以降一気にグワーーーーーーっっっっっと伸びる人というのは相当な理数系の才能がある人か、国語が何もしなくても共通テストでまず8割切ることはないみたいな人だけです。
下位で入って高3の夏まで下位でい続けた人は、大学受験時にはワンランク下の学校の中くらいの人たちや、ツーランク下の学校の上位の人たちと大学は結局同じなんかーーーい!?になる可能性はとても高いです。
下位合格の人はとかく同級生たちよりも早めにスタートを切る必要があります。そのカギはこれまでも述べてきましたようにこの高1後半以降から、学力向上に望ましい生活ルーティンが確立できるかといったところになります。
本日は以上です。
ではまた。
【究永舎】
2008年6月に豊中市に重本孝が開校した進学教室です。最初は高校受験の塾としてはじまり、2014年シーズンからは大学受験を対象とした高校生クラスを開講。現在は中2〜高3の講座全てを重本が担当するユル〜い個人塾なのに毎年難関校合格者が生まれる摩訶不思議アドベンチャーな教室です。
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