おはようございます。
直近で一番よく見ているYouTube動画が「腰痛を和らげるストレッチ」である重本孝ことおじいちゃんです。
#おばあちゃんかもしれない
時代は変わるが受験の根本は変わらない。
一昨日に、毎年買っている東大理Ⅲの合格体験記の2025年度版が届いたので読んでおりましたら、ふと昔のものも見てみたくなって取り出して並行して読んでいました。
この25年もの間に受験生から支持される塾、講師、参考書などは結構変わっていたり、何よりも今の受験生にはスマホを始めとする各種インターネットからの恩恵もあったりと、見た目の分かりやすい部分はそれなりに変わってはいます。
しかし、結局、25年前の受験生も今の受験生もどれだけ時間が流れようと、やはりその取り組みの根本的なところは同じであります。
当たり前ですが25年の間に画期的な勉強法が開発されて・・・とか、成績が爆上がりする超有効な参考書が出て・・・などといったことはありません。
必要事項を理解し、暗記に努める、問題を大量に解く、模試の結果にときに焦りやプレッシャーを感じつつも徹底的に分析し、自分の行動に反映させる、、、、、などなど、本のサブタイトルである「天才たちのメッセージ」にはあたかも似つかわしくないかのような、とんでもなく泥臭い、気の遠くなるようなコツコツとした作業の実録がそこには書かれてあります。
昨今、コスパやタイパなどとよく言われますが、どうも私は生徒さんを前に「効率がいい」というセリフを言うことに抵抗があって、それはなぜかと考えますと、結局のところ、本当に効率よく行きたいのであれば、効率の悪さを経験せねばならぬのではないか、その効率の良さといったものに対する得心は得れぬのではないかなどと思う次第であります。
そういったところで、特に最近生徒さんによく言うのは「何事もまずは自分が感じるところを大切にした方がいい。」ということです。
昨日の記事にも通づるのですが、結局、しんどい、辛い、違和感がある・・・といったことは長い人生の部分部分で耐えるべき時期もあるでしょうが、やはりそういったところには真の継続性は出にくいと私は思います。
仮に人と同じ成果を狙うにしても、その手段は人と同じでなくてもよく、結局は自分でああでもない、こうでもないと自己と対話しながら、自己の中の違和感を探りながらカタチを作り、それで成果が現れてきても、また徐々に何らかの思うところが出てきたらそれを探り、修正し、ときには出来上がった今のカタチを壊す必要すらもあったりします。
最近読んだ、
の中に、
いつだって核心は言葉の届かない深いところにある
・・という言葉があって、ホントにそうだなと思いました。
このブログを読んでくださっている学生さんや社会人の方の中には、現在進行形で目の前に立ちはだかる壁と格闘している方もおられるかもしれませんが、前述の小説の言葉の如く、いまだ言語化すらままならない自分の内部の中にある何かはきっとそれが違和感であろうと直感であろうとスルーせずに心の中に捕まえておくべきものであると思います。
若い頃の試行錯誤・四苦八苦は勉学であれ仕事であれ必ず振り返ったときにシンプルに宝物になります。
その”宝物”の言わば原初の材料とでも言えるようなものが自分の内部が感じている、まだ言語化すらできない何かなのかもしれません。
何事も自分が感じるところを大切にした方がいいです。
そしてその感じるところをスタートや曲がり角として、とんでもなく泥臭い、気の遠くなるようなコツコツとした作業をして、その先でやっと自分のカタチや効率といったものが手に入ると思います。
「迷う・悩む」は決して停滞とは限らず、前進する際の推進力という見方もできるはずで、そういった価値観を押し付けずとも、出し惜しみせずといった風情で教室を運営しています。
#ホントの停滞って自分の気持ちにフタをしちゃうことなんじゃないかなと
夏期の疲労で眠過ぎて脳が回らず何の冗談もなく真面目に書いてすいません。
本日は以上です。
ではまた。
【究永舎】
2008年6月に豊中市に重本孝が開校した進学教室です。最初は高校受験の塾としてはじまり、2014年シーズンからは大学受験を対象とした高校生クラスを開講。現在は中2〜高3の講座全てを重本が担当するユル〜い個人塾なのに毎年難関校合格者が生まれる摩訶不思議アドベンチャーな教室です。
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