おはようございます。

 

何らかの会話の流れから「お酒は滅多に飲まない」という旨の発言をすると受験生を担当する塾講師としての自己管理の一環かのように誤解を受けることがあるのですが、単に日頃一緒に飲みに行く人がいないだけの重本孝です。

 

#たまに保護者様からいただくものは全部おいしくがぶ飲みしてます

#孤独を愛しているのではなく勝手に孤独に愛されてる男です

 

 

 

#リブログありがとうございます!!!!!

 

 

 

 

何のために勉強するのか?っていうのは大人が決めなくていい。

 

 

まずは昨日旧Twitterにて流れてきた以下のポストをご覧ください。

 

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他のポストを拝見するに文中の「こんな結果」とは今回の参院選における「参政党の躍進」という結果を指しているものと思われます。

 

要は自分とは異なる政治イデオロギーの持ち主を「勉強をサボった人間」という結論に至っておられるようです。

 

本日はとりあえずこの方の政治イデオロギーはさておき、個人的な趣味嗜好としては子どもに「何のためにこの科目を勉強するのか?」っていうのを説くのはできれば保護者様にはお控えいただきたいということを書きたいと思います。

 

#悪ことじゃないかもですが

 

というのもやっぱり人間が本当に学習をすすめていく過程において、一番大切なのは単純に好奇心で、くだんのポス主さんがお子さんに対してどういった意図と論理で「勉強をサボった人間があまりに多い」と言い切ってしまわれたのかは図りかねるところがあるのですが、世間一般において大人は子どもにはいろんなことを学んで欲しいと思う場合がほとんどであるとは思います。

 

であるなれば、勉強することにいちいち何のためかなどという野暮で、かつ、子どもたちの視野を狭めるようなことを大人は語らず(そもそも学ぶ目的なんてなんでもよいし、またそれはたくさんあるのだから)、人間の根源的な「なんだろう?」や「なんでだろう?」を子どもには持って欲しいというスタンスでいてあげればもうそれで十分なのではないかと考えます。

 

 

そして、もし「なんだろう?」や「なんでだろう?」が何に対してもほぼほぼ起こってないお子さんがいるのだとすれば、そのときは「何のために勉強するのか?」を説くより以前に他に解決しなければならない何かがある可能性があります。

 

「なんだろう?」や「なんでだろう?」という目の前の事象への純粋な「?」を追求していく過程で、いずれ各々に「何のためにこれを勉強するのか?」というものもできあがってくると思います。

 

とにかくイマイチ上手く言えないのでありますが、直感的に上記のポストを読んだ際に言いようのない何かを感じたのでここまでキーボードを叩いてしまいました。

 

#ホントははっきり言えることがあるのですがさすがに書いちゃダメなので

 

 

 

さて、ここからは冒頭のポストとはまた別で、話を拡張して、「受験」という観点で述べていきますと、たとえば全然勉強しない中高生のお子さんがいたとして、理由付けや説得によって勉強してもらう方向性にもっていこうとするのも私はオススメしません。

 

なぜなら論理は他の論理で簡単に、そしていくらでもくつがえせるからなのであります。

 

というか、論理で人が動けるのであれば例えばこの世の中に太っている人はいなくなるはずです。

 

誰だってトランス脂肪酸べったりの食べ物がよくないこと、アルコールが筋分解に一役買っていること、運動は身体に良いし、老後に困らないためにも運動習慣を持つべきことは分かっています。

 

しかし、「今日だけ。」「我慢することで発生するストレスもアルコールと同じで筋分解に一役買う。」「運動して身体が疲れたり、どこかが痛くなってしまうと明日の仕事に差し支える」などなどと、「太らないようにする論理」と同じくらいかそれ以上に「痩せられない論理」も生み出せます。

 

ですから同じようなことが起こるだけなので説得による「勉強やった方がいいよ。」はほぼほぼ効き目がありません。

 

やはり学習・勉強といったものはその一人の人間の自然な(理由なんて何でもいい)「学びたい」「知りたい」といった好奇心が根っこにあるからこそ続くのだと思います。

 

#感情が論理を越えるのが人間

 

 

先日、北野の最上位層の子と話していた際、背景としてその子は数学は高1の1年間で数3まで全部予習して、化学も自分で最後まで勝手に予習して終わらせたのでありますが、その点について私が「なんでそうしたん?」とたずねますと、曰く、「(青チャや化学の教科書で)次にどんなこと習うか知りたくて勝手に・・」とのことでした。

 

少なくとも私の知見の及ぶ範囲ではこれまで学力的に飛び抜けた生徒さんで、例えば数学を「情報を分析するため」であるとか「論理的思考力を磨くため」とかでやってる人っていなくて(勉強をサボってない人でそういうことを言う人って見たことなくて)、みんな単に「好きだから」「問題解くの面白いから」みたいなのでやってたと思うし、そうでないとその域にはいけないんじゃないかって思います。

 

大人になってからの仕事なんかも、単純に日々の現場に転がる「なんだろう?」や「なんでだろう?」がある人の方がそのスキルやセンスは伸びていって仕事が楽しくなっていくのではないでしょうか。

 

とりあえず日頃子どもたちの学習を見守る人間として、直感的にくだんのポストのような伝え方でお子さんが学習面で伸びていくイメージはまず湧かないので、それこそ理由はさておき「オススメしません。」と伝えたかったです。

 

 

 

 

 

グダグダになりましたが本日は以上です。爆

 

 

 

 

 

 

ではまた。

 

 

 

 

 

 

【究永舎】

2008年6月に豊中市に重本孝が開校した進学教室です。最初は高校受験の塾としてはじまり、2014年シーズンからは大学受験を対象とした高校生クラスを開講。現在は中2〜高3の講座全てを重本が担当するユル〜い個人塾なのに毎年難関校合格者が生まれる摩訶不思議アドベンチャーな教室です。

 

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