おはようございます。
北野高校の女の子が「サザエさん」を知らなさ過ぎて爆笑していたら腰を痛めた重本孝です。
#「『イソノー、野球やろうぜ!』ってカツオくんを誘う友だち分かる?」って問題出したら「マスオくん!」言われた
大学受験生の参考書&問題集選びの覚書。
参考書&問題集選びで一番ありがちかだと思う失敗。
それはムズ過ぎるものを選んでしまうことだと思います。
参考書&問題集選びというのは日常で読む本を選ぶのと同じで、その参考書なり問題集なりが有益か否かは選ぶ人の状態次第であると思います。
私自身もこれまでに一度は手に取ったものの「なんだか小難しい・・」となって、はじめの数ページを読んだ後はホコリをかぶらせていたものが、時を経て何かの拍子に再度ページをめくり出すとその手が止まらず数日で一気読みして「オレはなんでこんな有益なものを放置していたんや・・・」と愕然とすることが何度かありました。
たぶんこの現象は一般的なものであると私は予想します。
では一体今の自分にとって適切な参考書&問題集とはどういったものになるでしょうか。
個人的にはやはり5割〜7割くらいは内容が分かるものを選ぶのが経験上良いと思います。(過去問集はまた別の話となりますが)
やはり半分以上内容が分からないとなると体感的には「ムズい・・」となって、進み具合が悪くなり、日々取り組むにもやはり気持ちが重くなりがちになると思います。
#もちろんそれでも進めていける人はそれでオッケー牧場
ですから参考書を読み進めていて、あるいは問題集に取り組んでいて半分以上が「ん????」みたいな感じになるのであれば、それは「まだ自分には早かった・・」のサインなので、より難易度を下げたものを修羅の如くの取り組んで、また1ヶ月〜数ヶ月後に挫折したものにリベンジしましょう。
ここまで割と地味な主張ではあるのですが、特に受験生がこの時期以降において今の身の丈に合わない難しい参考書や問題集に取り組んで時間を溶かしてしまうと、洒落にならないくらい労多くして益なし状態になる現象って割とノーマークな気がしています。
この現象の怖いところって真面目で粘りや継続力がある人こそがそうなってしまいがちというところで、塾の講座なんかにも言えるところがあります。
ある科目の成績が悪いという場合、それは確実に上位のライバルが当たり前にできていることが自分はできていないということになるので、そこで「よし!ムズイ問題やりまくって自分を追い込む!」みたいなアーノルド・シュワツェネッガーとシルベスター・スタローンを掛けてジャッキー・チェンで割ったみたいな発想はやめた方がよく、潔く今の自分が程よく進めやすいものを手にしましょう。
最後に「では、適切な参考書&問題集に出会った後は??」ということについてですが、まずはいつも言いますように3〜4周以上は繰り返しましょう。
私の感覚では「1周やりました。」は、例えるなれば筋肉をつけたいときに「鳥の胸肉買ってきました!」くらいの段階で、まだ食べても無ければ、消化もされておらず、ましてや栄養吸収からの血肉化まではほど遠い状況です。
ですから毎度同じことの繰り返しで申し訳ないのですが、問題集はとにかく何周もしましょう。
・・で、さすがに簡単過ぎてちょっと飽きてきたかも・・ってなったら、そこではじめてレベル(取り組む難易度)を上げてみましょう。
#ドラクエのあの音楽
この時期の受験生はどうしても早く結果を出したい気持ちで急いていると思いますが、目の前の模試で結果を出すためではなく、あくまで年明けの入試で受かるためにやっていることを忘れることなく、そのために何が一番優先されるべきか?を間違えないようにして欲しいです。
本日は以上です。
ではまた。
【究永舎】
2008年6月に豊中市に重本孝が開校した進学教室です。最初は高校受験の塾としてはじまり、2014年シーズンからは大学受験を対象とした高校生クラスを開講。現在は中2〜高3の講座全てを重本が担当するユル〜い個人塾なのに毎年難関校合格者が生まれる摩訶不思議アドベンチャーな教室です。
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