おはようございます。
今週から夏期講習前の悪あがきで爆食ウィークとなるため増量は確実となる重本孝です。
#なかなか予約できない(らしい)このお店↓予約できてバチバチにテンション上がっとります
問題集をするときにはこの基準で。
中学生も高校生も期末試験終了後、特に受験生は何か新たな問題集を買ったり、あるいは塾から新たにテキストを買ったりする人もおられるかと思うのですが、そうした問題集をするときには、遠くの街に転校していった小学生時代の大親友と同じくらい忘れないでいて欲しいことがあります。
それは・・・
90%〜100%の問題が簡単に感じられるようになってやっとその問題集をやった甲斐があった状態になる
・・ということです。
例えば、人間の範疇に入る記憶力の持ち主が何らかの問題集を1周したとしますと・・・
この場合、英語にしろ数学にしろ、2周目に突入する段階では1周目のいわゆる初見のときとそこまで脳の反応に大差はありません。
つまり「1周やったー。」の段階では学力という観点ではほぼ何も変わっていない状態です。
めちゃくちゃ大事なことなのでもう1度繰り返します。
問題集というのは「1周やったー。」の段階では学力という観点ではほぼ何も変わっていない状態です。
もちろん記憶保存力が高い人ほど大なり小なり解ける問題の数は増えていますが、それでも学力的に数段の上のレイヤーに行ける、つまり模試でC〜E判定の人がA判定になるほどにはやはり進化していません。
このさしたるインパクトのない話がちゃんと分かってないと一体何がマズイかと言いますと、まずは「この問題集(1周)やったのに、全然力がついた感じがしない〜・・・」という悩まなくてよいことで悩むことになります。
ただそれはまだ小さい問題の方で、それよりももっと大きな問題というのがあります。
その大きな問題というのは、ズバリ・・・
受験本番までのスケジュールが最初から誤った形になる
・・というものです。
これはどういうことかと言いますと、例えば新しい問題集を買ってきて「やるぞ!」となった際、なんとな〜〜〜く漠然とそれを1周するという感覚で取り組み始める人(たぶんほとんどの人)と、4周するというイメージで取り組み始める人とでは、受験というタイムアップがある世界線においては、自ずと両者に取り組む際の初速の差が結構出てしまうということです。
能力が同じなのであれば確実に問題集1周よりも2周、2周よりも3周、3周よりも4周の方が力はつきます。ていうか4週やるとさすがにやる前の自分とは別人にはなっています。
それなのにそもそもの、もはやただの知識と呼べるレベルの話で、
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問題集というのは「1周やったー。」の段階では学力という観点ではほぼ何も変わっていない状態です。
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というのが分かっていなければ、多くの人がなんとな〜く「1周」を前提にした、いわば本来あるべきよりものんびりした初速でやりはじめるので、そうすると合格できる力を本来つけられるはずの人でもその力をつけられずにゆっくりめの受験勉強をすることになり、それはちょいとMOTTAINAIかな〜・・と思います。
今日のお話は学年問わずこれから受験に挑む人には全員に分かっておいて欲しいことです。
#地味な記事でしたね..
本日は以上です。
ではまた。
【究永舎】
2008年6月に豊中市に重本孝が開校した進学教室です。最初は高校受験の塾としてはじまり、2014年シーズンからは大学受験を対象とした高校生クラスを開講。現在は中2〜高3の講座全てを重本が担当するユル〜い個人塾なのに毎年難関校合格者が生まれる摩訶不思議アドベンチャーな教室です。
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