おはようございます。
今週が受験時以来久しぶりの忙しウィークで、まずはちゃんと毎朝時間通りに起きられるかが心配な重本孝こと社会人の基本がいまだになっていない男です。
#寝坊が怖くて眠れない
池田高校の進学実績から見る大学受験。〜高校受験偏差値55前後帯の進学校の大学受験〜
※以下の学校紹介は昨年度と同じです。
池田高校は今年は卒業生が352人(360人入学)で、例年、附属校をのぞいた関関同立への現役進学率ではトップ5に入っている学校です。
#芸能デビュー前まで菅田将暉さんが籍を置いていたことでも知られています
ローカル話になりますが、地元の受験感では、入るハードルは箕面とほぼ同じくらいに捉えて置いてよいと思うのですが、上位陣が箕面と比べると“豊中に全然受かるよ”な生徒さんが多い印象です。
なお、この両校は地理的条件や個々人の部活嗜好などを除けば中学生たちからはおよそ「マジメな池田」「チャラい箕面」・・・さあ、どっち?的観点で選ばれる傾向が強い・・・というか、もはやそこだけで選ばれてる感が強いというのがこの10年以上の実感です。
公立高校入試の学区が撤廃されたとは言え、豊中市の方の感覚からすれば、この両校は北野、豊中に次ぐ3番手校、4番手校となるかと思うのですが、その地域の公立高校3番手、4番手校からでさえも現役で関関同立に3ケタ人数の合格者数や進学者数が出るところに、改めて北摂の「ヤバさ」を痛感する次第です。
#みなさん豊中駅界隈に引越してきて頂ければと・・
そんなこんなで本題です。
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※大学名 合格者実数 / 受験者実数 勝率
※実数というのは1人が同じ大学を3学部受験したり、さらにその3つに合格したりしても、受験者1、合格者1とする受験産業が絶対に採用しないカウント方法です。
京都大学
[現役]
0 / 0 0%
[浪人]
0 / 1 0%
大阪大学
[現役]
3 / 7 42.9%
[浪人]
0 / 3 0%
神戸大学
[現役]
5 / 20 25.0%
[浪人]
0/ 3 0%
公立大学
[現役]
15 / 57 26.3%
[浪人]
3 / 4 75.0%
同志社大学
[現役]
35 / 68 51.5%
(うち進学者24名)
[浪人]
2 / 10 20.0%
立命館大学
[現役]
28 / 61 45.9%
(うち進学者12名)
[浪人]
5 / 18 27.8%
関西学院大学
[現役]
65 / 110 59.1%
(うち進学者35名)
[浪人]
1 / 8 12.5%
関西大学
[現役]
100 / 179 55.9%
(うち進学者60名)
[浪人]
3 / 14 21.4%
近畿大学
[現役]
96 / 143 67.1%
(うち進学者27名)
[浪人]
13 / 17 76.5%
★結論★
京阪神に現役進学
→8人(2.2%)
地方旧帝&同水準に近いとおぼしき国公立に現役進学
→26人(7.2%)
関関同立に現役進学
→131人(36.4%)
産近甲龍・関西三薬・同女京女武庫女に現役進学
→77人(21.4%)
たぶん浪人
→40人くらい?(11.1%)
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【感想】
ちょっと読む人が読んだらキツいかもしれないことを書きます。
現場での感触で言えば、高校受験偏差値60弱〜55前後帯あたりの高校の生徒さんから、偏差値的に下の学校にいくほど、言葉を選ばず言えば、、、、「関関同立ムリ。。。」という生徒さんが経験上ポツポツ見え始めます。
要因としては、
・記憶力(ふつうに生きてるだけで身についてる知識が上位校と全然違う・・・)
・語彙力
・抽象化能力(文章から素早く要点をつかむ力)
・集中力(とにかく何がなんでもすぐ寝てしまう)
・継続力(メンタル安定せず)
・・などのなんらかがガッツリ足りてないケースが挙げられます。
こうした点が、難関10大学(旧帝+一橋・東京科学・神戸)や大阪公立大以上に毎年3ケタ以上の進学者がいる高校との決定的な差となっております。
中でも、大学受験ということで、一番はやっぱり記憶力の差ではあります。
塾の先生をされてる方ならご存知かと思うのですが、人間の記憶力って個々にとんでもない差があって、政治家のみなさんの「記憶にございません」は100%ウソだと思います苦笑
#漢字テストとか単語テストできない子に無闇にキツく当たっちゃ絶対ダメ!
前回の豊中高校の↓と
比較していただければ一目瞭然なのですが、浪人のサクセス率がビビるくらい違うところを見ても、現役時に足りなかったのが時間であった・・・というわけでは必ずしもない人が豊中と比べても圧倒的に多い証左であると思います。
人間関係、職選び・・・など、何事も客観性を欠くがゆえに本来陥らなくてもよい苦しみに陥る人は多いと思われるのですが、これは受験にも言えることでして、人間は誰しもが決して受験をするために生まれてきたわけでは当然なく、もっと大きな個々の生きる意義とでも言いましょうか、あるいは人生のメインディッシュとでも言えるような、個々のそういったものにもっと時間とお金を割き、それ以外の部分で必要以上に苦しむべきではないと個人的には考えます。よって変なドグマに囚われてしまって、とにかく受験で必要以上に苦しむ人が少しでもこの世から減ればいいなと私は常々思ってます。
#職選びに費やす時間をもっと増やした方がいい
で、その「苦しまないために」っていう話なのですが、ちょうど昨日、、、、、北野高校の3年生の生徒さん(高校入学以降塾無し)が入塾面談にお母様とお越しになられたのですが、私が「塾に求めるものって何かはっきりしてる?」とたずねますと、即答で
「自習室と客観的な視点が欲しいなと思います。」
と返ってきて、サクセスする子の考え方だなと感心しました。
誰の客観的な視点に対価を払うかっていうのは難しいかもしれませんが、とにもかくにも客観的な視点は不要な出金苦しみに陥らないためには特に大学受験ではかなり大事で、そうした観点もぜひ塾選びの際には僭越ながら心に留めておいていただければと思う次第です。
やはり受験というのは小中高生の現段階での能力面をおもいっきり無視した上で「こうあるべし!」っていうのはムゴいので、もしよろしければ客観的な視点を取り入れるのもいいのではないでしょうか・・・と、そういう感じです。
#最後、池高関係ない話ですいません
本日は以上です。
ではまた。
【究永舎】
2008年6月に豊中市に重本孝が開校した進学教室です。最初は高校受験の塾としてはじまり、2014年シーズンからは大学受験を対象とした高校生クラスを開講。現在は中2〜高3の講座全てを重本が担当するユル〜い個人塾なのに毎年難関校合格者が生まれる摩訶不思議アドベンチャーな教室です。
ご興味のある方はコチラ。
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