おはようございます。
本来なら学生時代にやっていた丸刈りが一番好きな髪型で、実際のところ今もそうしたいのですが、頭の形が悪いことがネックとなって今にいたっている重本孝です。
#まん丸な頭になりたい
受験で一番怖いのはそもそもの勘違い・・〜例えば同志社英語の水準について〜
これは確実に人よって意見が分かれるところかと思うのですが、大学受験の英語における分水嶺っていうのは個人的には2つあって、(西の学校を基準にすると)1つは関西大学の英語で安定して7割〜8割は取れる状態、そしてもう1つは同志社の英語において8割〜9割以上で安定する状態です。
まず前者、つまり
関西大学の英語で安定して7割〜8割は取れる状態
っていうのは、いわば高校英語の基本的な所作がざっくりと身についている状態で、塾の先生としては正直大阪公立大以上を狙うのであればどれだけ遅くとも高3の1学期にはこの領域にはいてほしいと思います。
逆に言えば、高3の頭の段階で関西大学の英語が5割前後とかであるなれば、よほど自分の脳スペックに自信があるか、それを塾の先生などから保証されていない限りは3科に絞って確実に同志社を取りにいくことが賢明であると思います。
#地方国公立志望者はまた話が別ですが
そして冒頭で言うところの後者、つまり
同志社の英語において8割〜9割以上で安定する状態
・・についてでありますが、こちらは高校生としてはかなり上位の方の実力であり、難関10大学水準到達を目指す人、特に文系受験生であれば遅くとも年明けの段階では正直必達の水準であると思います。
実際は数学ができる人などは全然このレベルに達していなくても難関10大学に受かる人はいるのですが、まあ、、、阪大や神大に「まず受かるやろ。」というレベルに達するという観点から言えば個人的には達してくれてると嬉ぴーレベルです。
感覚的には大阪の公立高校で言えば英語の学力が北野で学年上位半分、豊中で学年上位70〜80番前後以内に入ってる人がだいたいこの領域で、阪神レベル(タイガースではない)までであれば受験において英語には不安がないレベルです。
・・・という個人的に思う上記の水準を前提として本日の主張なのでありますが、、、
なーーーーーーーーーーーーーんとなくなんですけど、これまで勉強してきてない側の高3の子たち(全統英語偏差値60を大きく割り込んでるレベル)って、市販の単語帳だいたい覚えるとか、文法理解における、やれ分詞構文だの、関係詞だの、語法だのをおよそ身につけたら、あとはSVOCみたいなのを一生懸命やっていったら英語は“見えてくる”・・・みたいなイメージを超漠然と持ってる子たちが多いと思うのですが、ふつうの脳の人間の感覚的には大学受験という観点からすれば、その域まできてやっと下ごしらえ終了といった感じで、そこから(知識を詰めたところから)例えば先ほど述べた同志社の英語で8〜9割以上の水準に至るまでっていうのは、まだ結構時間はかかります。
火曜サスペンスで言えばまだ1人目が●されたぐらいの段階で、やっと話が展開し出したぐらいです。
#例えの微妙さ
ですから現段階で英語がままならない状況で、かつ、6教科8科目受験の人っていうのは「ぶっちゃけ何もせんでも北野入れた人」レベルでなければ、基本神大以上っていうのは、、、、「なんとか届くかも・・」みたいなところまで来て・・・結局無念..みたいなのが精一杯かなというイメージです。
要は「英語が受験で十分通用するレベル」っていうのにたどりつくのにはたいがいの高校生がイメージするよりはずっとずっとずーーーーーーーーっと時間がかかるので、特に6教科8科目受験を志す文系受験生で夏期講習前とかによくありがちな、
「よしよし、、、部活引退後から頑張った成果が出てきた感じで、英語はなんとかなりそうやから同志社、阪大、神大の水準までラストスパートで詰めれそうなところまで来たな。よし夏は理社の追い上げや!」
・・みたいな大学受験の英語を誤解した発想をして、夏以降、理社に気がとられている間に英語がおろそかになり冬くらいまで関大レベルのままで、結局国公立はおろか、同志社の英語も全然力が足りないままに“第一次”受験大戦が終戦を迎えるという、、、
たぶん文理学科の文系全体で一番多いパターンちゃうかなと思います。。。
#河合・駿台「ようこそここへ、はしゃごうよパライダイス。」
夏期講習前の受験産業っていうのは「キミはシンプルに勉強量が足りないだけだ。」とは言いません。
「正しい勉強法をすればキミは伸びる。」
「目から鱗の神授業でキミの学習効率が爆発的に加速!」
「毎年受験生たちの偏差値を大改造!」
・・的なアホみたいな文言で「伸びる秘密がココにはある!」みたいな感じを醸し出して情弱受験生を地引網にかけようとするのですが、受験生が伸びないのはシンプルに上位者の努力水準を知らないばかりに、自分の勉強量(暗記量)では全く足りていないだけということに気づいていないからです。
大学受験はこれから第2回の全統の結果が出た後くらいまで、正直半分の受験生はもはやそこで“落ちます”。
目標に到達するのにかかる時間を正確にイメージできず、誤った(悲劇的な結末を迎えるしかない)登山ルートをたどるからです。
#駿台・河合「ようこそここへ、はしゃごうよパライダイス。」
遅くとも第2回全統の段階で自分の特性から受かるところを見極め、そこを確実に取るというのが受かる国公立受験生のたしなみとなります。
#オレはただキミに受験産業の養分になって欲しくないだけ
本日は以上です。
ではまた。
【究永舎】
2008年6月に豊中市に重本孝が開校した進学教室です。最初は高校受験の塾としてはじまり、2014年シーズンからは大学受験を対象とした高校生クラスを開講。現在は中2〜高3の講座全てを重本が担当するユル〜い個人塾なのに毎年難関校合格者が生まれる摩訶不思議アドベンチャーな教室です。
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