おはようございます。

 

再び楽々うどんに行きたい重本孝です。

 

#あの感動をもう一度

 

 

 

 

受験産業の生存者バイアスに踊らされないようにすることが大切。

 

 

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受験産業によって生み出される生存者バイアスの解説

 

受験産業は「通塾先」「受講講座」「使用参考書」・・・などを合格した生徒に付随した条件として次年度以降の受験生にアピールするのであるが、そこでは不合格者の存在が無視されており、実際は不合格者も同じ「通塾先」「受講講座」「使用参考書」を利用していたことには触れられない。

 

例えば、令和7年の東京大学理科Ⅲ類は推薦入試を除く受験者が285人、合格者は98人、つまり不合格者は187人であったわけだが、受験産業やメディアは合格した98人のうちの多くが鉄緑会を利用していたことや、東進の林修先生の講座を受講していたといった切り口でアナウンスをよくしがちなのであるが、実際のところは不合格者の大半も鉄緑会利用者であったり、林先生の授業受講者であったであろうことが推測されるのであるがそこの検証は無視される。

 

このように受験産業やメディア、および世間が「合格者が利用していた!」として喧伝するものというのは往々にして不合格者も利用していたといったパターンが多く、何なら知名度の高い大学や学部においては、同じ予備校講師の講座受講者や同じ参考書利用者の総数のうち不合格者の方が実は多かったということも十二分に起こり得るので、そうした主に受験産業が繰り出す生存者バイアス百裂拳をもろに喰らって「真の合格条件」を理解せず、不合格者の多くにも共通する特徴(「偽の合格条件」)を重要視して気づけば受験産業の養分と化していた・・・といった産業革命以降世界各地で繰り返される悲劇をゆめゆめ辿らないよう注意されたしである。


#あべし


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世の中なんでもかんでも疑ってかかれば良いというものでもないでしょうが、こと受験に関しては大学受験に挑む進学校の生徒さんの苦労を毎年毎年眺めるものとしては、ネット上に飛び交う玉石混交の情報のうち95%くらいが石の受験情報を目にするたびに「いやいや・・・それ関係ないし・・(偽の合格条件)」みたいなことが、というかそういったことの方が多いような気がします。否、多いです、個人的に。

 

#これまた言うまでもなくこのブログをどこまで真に受けるかはあなた次第です

 

 

昨日も高校1年生に「例えば先輩が『オレ、夏の模試で阪大E判定やったけど夏からガチったらイケたで!』みたいなこと言ってたから言うて『そんなもんなんやな〜・・』とか鵜呑みにしてたらアカンで〜!!」みたいな話をしていたのですが、そこで続いて高1に訴えたのは、まずは「“自分”を知るよう努めよう!」ってことです。

 

#たいていのことは“人による”だから

 

 

実際1日の勉強時間なんか受かれば何時間でもいいですし、実際究永舎でも受かった人のみんながみんな自習狂かっていったらたま〜にそうではなかったりもするのですが(天才は何でもいいんです苦笑)、ただ勉強時間が少ない割に難関大に受かっちゃう人と接してて思うのは「自分のことが分かってる」っていうのは言えると思います。

 

具体的には他者である私から見たその子の受験生としての特徴、志望校への合格確率、残された時間で満たすべき合格条件、そして、、、、最悪の展開・・こういったことに共通認識が持てている安心感がそういう子ってスゴイです。

 

逆に私から見て「いや〜・・・ちょっと呑気やな〜・・・。キミが思てるほどそんなに◯大甘くないし、何より模試ほどの力は本番ではたぶん出んと思うぞ。。。過去に同じとこ受かったAくんや、Bさんはもっと自分に“課してた”けどな。。。う〜ん、、、でもここまで数字は出てるだけにどう伝えたら響くか。。。」みたいに感じる子は・・・・・。

 

#この両者の違いのニュアンス文章で表現するの無理っ!

#とか言いながら明日頑張ってみます

 

とにかく私は生徒さんにはよく「自信なんか持たんでええから『自分は大丈夫か・・???』っていうのは常に思とかなアカン。」と言うのですが、これってやっぱり受かる子って根本にみんなこれがあるなと見てて思うんです。

 

仕事できる人なんかでもそうですよね。物事を甘く見ることなく、厳しめの判定(自己認識が甘くない判定)を自分に何年も課し続けてきた結果(エフィカシーが高いともいう)として人から評価される域にたどりつきます。

 

そして受験でも仕事でもそういう人に限って、“その人が思ってたよりは”結果が出たものだからこう言うんです。

 

「運が良かった。」

 

・・と。

 

一方、物事を甘く見る人、自己認識が甘い人は結果が出にくいのですが、そういう人はそういう人でやはり自分の基準で物事を評価してて、そもそもの評価基準が間違ってることには疑いをもちませんから、実際は当然の帰結として出た結果に対して、やはりこう言います。

 

「運が悪かった。」

 

・・と。

 

 

まとめると、私としては昨日の高1の子に限らず、生徒さんには偽の合格条件に踊らされることなく、自分に疑いを持ちながら(自分を甘く見積もらないようにしながら)上を目指して欲しいので、引き続きこうした受験漫談を百裂拳していこうと思ってます。

 

 

 

#とりま受験産業のくりだす生存者バイアス百裂拳には気をつけよう!

 

 

 

 

 

本日は以上です。

 

 

 

 

 

ではまた。

 

 

 

 

 

 

【究永舎】

2008年6月に豊中市に重本孝が開校した進学教室です。最初は高校受験の塾としてはじまり、2014年シーズンからは大学受験を対象とした高校生クラスを開講。現在は中2〜高3の講座全てを重本が担当するユル〜い個人塾なのに毎年難関校合格者が生まれる摩訶不思議アドベンチャーな教室です。

 

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