おはようございます。
約1年前のこの「豊中高校の進学実績から見る大学受験」の冒頭が
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今年の全統模試の偏差値が出過ぎていることと判定が甘過ぎることになんとなく嫌な予感がしている重本孝です。
#最後受かればなんでもいいけど
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・・だったのですが、キッチリ嫌な予感が当たって「まあ、なかなか思い通りいかんわ・・」と教室で一人ため息の重本孝です。
#最後の最後まで気づかせてあげられなかった・・
#リブログありがとうございます!!!!!!
豊中高校の進学実績から見る大学受験 〜これが大学受験のリアル〜
★以下、豊中高校の紹介やご了承いただきたいことなど、例年と同じですので昨年からの読者様にとられましてはデジャブ感がある文章が続くのですが・・・・・気のせいです。微笑
さてさて、、、例年より少し早い気がいたしますが今年もこの企画の日がやってきました。(豊中高校さん毎年の超貴重な資料集計ありがとうございます!)
豊中高校は今年は卒業生が348人(360人入学)で、2025年入試において阪大合格者数全国5位、神大合格者数全国12位の高校です。
また言わずもがなではありますが、入学生の大半は馬渕教室出身で、在校生の大半が駅前の駿台豊中校(現役生のみ)か東進に通っている・・・そんな高校です。
ですから毎年のこのデータは、灘を筆頭とした非常に一部のスーパーファビュラスな進学校を除いた、全国の多くの“地元の進学校”なんかに「大学受験の一般論」として、まあまあ当てはまんじゃね?と思ってます。
実際に私は毎年のように中学生の豊中高校受験、そして豊中高校生の大学受験を担当しており、学年最上位層から中堅層、またときに「がんばれベアーズ」の子たちまで見ておるわけですが、灘や北野の子の「そんなんできひんやん、普通。。。」の受験記録と違って、まだそれなりに多くの優秀な小中生の子たちにお手本としてオススメできるお兄さんお姉さんが多い印象です。
いわば灘や北野の難関大合格者が特殊フォームの王、落合、野茂なら、豊中の難関大合格者は野村克也、宇野勝、阿波野的な。
#大半の読者を無視するブログ
#普通は後者にもなれないが・・
さてさてそれでは本題です。
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※大学名 合格者実数 / 受験者実数 勝率
※実数というのは1人が同じ大学を3学部受験したり、さらにその3つに合格したりしても、受験者1、合格者1とする受験産業が絶対に採用しないカウント方法です。
京都大学
[現役]
2 / 10 20.0%
[浪人]
0 / 5 0%
大阪大学
[現役]
40 / 92 43.5%
[浪人]
9 / 13 69.2%
#ウチで優秀な生徒さんを2人落としたのはホントに申し訳なく思います
神戸大学
[現役]
18 / 70 25.7%
[浪人]
11 / 21 52.4%
公立大学
[現役]
32 / 107 29.9%
[浪人]
6 / 19 31.6%
#神・公は後期や中後期も何人か受けているものと思われます
同志社大学
[現役]
76 / 145 52.4%
[浪人]
27 / 43 62.8%
立命館大学
[現役]
96 / 148 64.9%
[浪人]
37 / 51 72.5%
関西学院大学
[現役]
81 / 104 77.9%
[浪人]
18 / 19 94.7%
関西大学
[現役]
98 / 135 72.6%
[浪人]
22 / 31 71.0%
近畿大学
[現役]
61 / 70 87.1%
[浪人]
26 / 29 89.%
★結論★
2022年入試をくぐり抜けた豊高生たちの「あの頃の未来」は・・・
京阪神に現役進学
→60人(16.7%)
地方旧帝&同水準に近いとおぼしき国公立に現役進学
→51人(14.2%)
関関同立に現役進学
→111人(30.8%)
たぶん浪人
→65人(18.1%)
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【感想】
二言で言えば「阪大合格率エエ感じやん」と「関関同立いつもより受かってるやん。」です。
それ以外というのは毎年毎年受験というのはもうホントにワンパターンで結局言いたいことってそんなに変わらないな〜・・と思いながら去年自分が書いた記事を読んでみたところ、、、
・・このような記述がございました。
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「昨日はヒストリー、未来はミステリー」と言ったのは、くまのプーさんですが、こと受験においては「たいていの受験は今の生き様から見たデスティニー」となります。
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いや〜・・ふだん自分のブログを読んで感心することなんて自分で書いてるんで当然ないんですが、1年前のこの記述には我ながら感心しましたね。。。 (書いたこと1年ぶりに思い出しました)
ホンマそれ、と。笑
#だから嫌な予感が当たる..
公立高校受験の1発勝負と違い、国公立大学受験の前期試験1発勝負は、神大以上など、上位難関大学になると2次の数学をハズすと誰に何が起こってもおかしくないので、なかなか「この子は絶対絶対ぜーーーーーったい大丈夫!」っていうことで安心できるって最後の最後までそうそう無いんですが、逆に結構早い段階で「今のこの子、、、例年の受かる受験生と同じか?って言ったら違うよな・・」っていう生徒さんの場合は数字とか模試の判定とか関係なくなかなか受験の神様は厳しい試練をお与えになります。
また明日か明後日で書きたいのですが、いつも思うのは「受かる子」と「無念の子」って能力の差もないことはないのですが、その思想というか哲学に結構目には見えない違いがあって(ていうか根本に備わるこの目に見えない違いがめちゃめちゃデカい)、前者は前者で、後者は後者で、毎年自習室で受験生を眺めていると、それぞれでたいていの場合ホントによく似ているなと思います。
今、私の手元にはこの豊中高校の受験結果冊子(本物はもっともっとエグイ詳細なデータが載ってます)68期〜77期の10期分以外にも卒業生から託された各学校のものが複数年分あって、多くの学校のものには生徒さんの「合格体験記」がついていて、それらやヘビーリーダーの方はご存知の↓のシリーズなどもそうなのですが、
受験産業への忖度を気にすることのないこれらの合格体験記は、毎年毎年進学校の生徒さんの受験物語を眺める身からすれば、
「これ!これだよ!・・これ!これ!!!中3、高1、高2の子に知って欲しいのはこういうこと!これが受かる人の典型的な発想と行動!いつの時代も何があっても受かるタイプみんなこれ言うーーーーーーーーー!!!!!!!!!!」
っていうのが全部乗せぶっかけとなっており、そこんとこをまた今後みなさんと改めて共有したいと思います。
毎年それらを拝読しながら「これこそが生存者バイアスという観点での検証にも耐え得るレベルの受験成功哲学!」・・・であると私は現場の人間として思ってます。
#塾生はまた教室の受験漫談で
本日は以上でーす。
ではまた。
【究永舎】
2008年6月に豊中市に重本孝が開校した進学教室です。最初は高校受験の塾としてはじまり、2014年シーズンからは大学受験を対象とした高校生クラスを開講。現在は中2〜高3の講座全てを重本が担当するユル〜い個人塾なのに毎年難関校合格者が生まれる摩訶不思議アドベンチャーな教室です。
ご興味のある方はコチラ。
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