おはようございます。
27歳の頃から好き勝手に仕事をやってきたがゆえに「もうここまで来たら今の働き方以外できんぞ・・」という危機感で頑張れているところのある重本孝です。
#世間知らず度で言えば最上位ランクの自信ある..泣
定期テスト勉強を親が手伝わない方が望ましい理由。
豊中からは遠方にお住まいの読者様から頂いたメールで「中2くらいまで定期テストの勉強を面倒見ていたけど、それをしなくなったら自分では全然勉強しなくなった」風味の内容を頂いたのでありますが、これってめちゃんこあるあるです。
20数年間の講師ライフでこれまで何度も見聞きしてきましたし、私自身、経験の浅い頃はそれに加担してもいたと思います。
ですから、まずは理論どうのこうではなく、その実例の多さから単純に「定期テスト勉強は親が手伝わない方がいい」というのは個人的に思うところなのであります。
そもそもめちゃくちゃシンプルに、親や塾のおかげで成績上がった!・・・って、もしそうならそれって自分の実力じゃないやんっていうのも個人的にはあります。
昔は自分もそういったことをやっていたので人のことは言えないのでありますが、やはり親や塾というのは「成績を取らせる」という感覚よりも「サクセスしてる受験生寄りの人間になってもらう」というスタンスを大切にしたいと考えます。
#抽象的ですいません
これはよく書くことなので、ヘビーリーダーの方は耳タコかと思うのですが、中学・高校受験というのはやはりその暗記量がまだ少ないので、大学受験的観点から見たらサクセスしない姿勢で取り組んでも結果が出ることは全然あるのですが、やはり有刺鉄線電撃暗記デスマッチである難関大受験においては天才を除いて、自習なくして未来なしというのは現場で見てる限り間違いないです。
ですから「自由を与えられたときにどういう反応になる人間か?」っていうことが大事なのですが、中学時代に定期テストなんかをお家の方が手伝っちゃいますと、「自由を与えられたときにどういう反応になる人間か?」っていう課題が全く浮き彫りにならないんですね。
人間っていうのは修正されるべき課題の発見が年齢的に遅れれば遅れるほどその修正の難度が上がるので、もし大学受験に向けて明確な課題があるのにそれに気付きようのない施策を打ってしまいますと、当然課題はいつまでも生徒さんに自覚されないままですし、高校生以降でそれに気づいたときにはときすでに・・・ということにもなりかねません。
なので中学時代の定期テストを通じて課題(自由を与えられたときにどうなるのか)を浮かび上がらせ、生徒さんにはまずはそれを自覚してもらうことが大切であります。
そしてあとは言い訳の余地を外堀から塞いでいって、子どもたちがいざ「このままじゃアカンかも・・」ってなったときに間違った方向に行かないようにしておいてあげることも私は重視しています。
私がよく言うのは・・・
「塾に通わせてもらってるキミたちは①塾の授業②塾の宿題③学校の授業④定期テスト前の勉強・・の合計4回1つの単元を演習するチャンスがある。4回あって全然できないんやったらまともな大学は無理やから受験以外の道考えた方がいいかもしれない。幸せになる道を1本しかないと思い込むことが不幸につながることもあるから。」
というのと、
「よく『勉強のやり方がわからない』っていう人が世の中におるみたいなんやけど、もしこの中にそういう人いたら言ってや。自習室行って北野のお兄ちゃんとかお姉ちゃんに中学時代にテストに向けてやってたこと紙に書いてもらって渡してあげるで。ただ、、、その紙が『まず土日は朝8時に自習室に入ります。』から始まってたらどうする?・・・それ見て『うっ・・』ってなってる時点で課題は勉強法じゃないところにあるのかもしれない。先生はここにいる全員がそういう努力をせなアカンとは思わへん。けど、みんなにはこれから、今以上に『もっとやったろ!』ってなってくれたタイミングで明後日の方向に爆走して欲しくないからこういう話もしとくわな。」
・・みたいなのは究永舎に中学時代から通ってる人は聞いたことがあると思います。
こういったことをはじめとして、とりあえずアンサクセス確実の間違った考え方ゾーンに侵入しないように思想のガードレールだけ作っておいてあげれば、いざ生徒さんが“走り出した際”に必然的にサクセスロードしか走行できないイメージです。
#その走行する馬力が次の課題
とにかく「自分がそれでええんやったらそれでええやん。」っていうのがベースで、自分で考えてもらう方向でやるのが私のスタンスです。
これは理想とかキレイごととかそんなふんわりした話ではなくて、そうでないと最終的に難関大受験で勝てない、、、つまり塾講師の仕事しかやったことない&できない私の食い扶持がナッシングになってしまうという事態を防ぐためでもあるのであります。爆
#みんなそこんとこよろしく
まとめますと、
①言い訳の余地を塞いで子どもたちがセンスのないことをしないようにする
②大人が放っておくことで「全責任自分」の環境を作り、自身の課題を把握しやすくしてあげる
③塾講師は「現状のままだと受験の展開としてはこんな感じになるけどどうする?」というスタンスで子ども自身に考えてもらう
④自分で考えた結果としての目標を叶えるために変えなきゃいけないところは変えていこうという意識が芽生える(変わることなくこのまま行こう!というのも有り)
⑤④の段階で初めて周囲の優秀な人間に関心が向くし、先生の言ってる言葉の意味の受け取り方も変わってくる
⑥葛藤の日々(振り返ると充実の日々)
⑦あれやこれや自分で考えて継続的に取り組んでいくこと、そしてルーティンの重要性を心底理解する
私が狙っているのはこの⑦の段階にたどりついてもらうことで、ここまで来れば将来の仕事への汎用性も非常に高いものとなって、生徒さんにとっても受験やって良かった〜・・ってなってもらえるんじゃないかなって思います。
抽象的な内容になっちゃって意図する通りに伝わるのかめちゃ不安なのですが、先ほど社会人の教え子の子が東京出張で買ってきてくれた東京ばな奈を自習室のオヤツにさせてもらうつもりが授業後の空腹のせいで気づけば一箱一気喰いしてしまって(みんなごめん!!!!)血糖値爆上がりからの眠気が半端ないのでこれにて閉店ガラガラとさせていただきます。。。
#東京ばな奈好き
本日は以上です。
ではまた。
【究永舎】
2008年6月に豊中市に重本孝が開校した進学教室です。最初は高校受験の塾としてはじまり、2014年シーズンからは大学受験を対象とした高校生クラスを開講。現在は中2〜高3の講座全てを重本が担当するユル〜い個人塾なのに毎年難関校合格者が生まれる摩訶不思議アドベンチャーな教室です。
ご興味のある方はコチラ。
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