こんにちは。
歯医者さんの麻酔は全く効かない体質なのに生中1杯で麻酔を打ったかのように眠りに落ちる重本孝です。
#誰かと飲んでるときは2杯目くらいまで意識はある苦笑
河合塾のストライキに関する覚書。
先ほどネットで知ったのですが↓こんなことに
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「“予備校講師は高給取り”は幻想」河合塾で授業スト決行へ…業界では異例、賃上げなど要求
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・・なってるみたいで、旧Twitterでは有名な代ゼミの荻野先生も参戦しての、パッと見「生徒に迷惑かけるな!」VS「ストは労働者の権利だ!」の場外バトルが勃発している模様です。
で、スト云々はさておき、個人的にこの記事を読んで、一番強く思ったし、絶対このことを理解した上で塾講師や予備校講師をやった方がいいよ〜・・と思うのは、
塾講師・予備校講師っていうのは、お笑い芸人さんやアーティストさんやアイドルの方たちとその規模やターゲットは違えど、その根幹は同じで、
人気商売だよ!
・・ってことなんです。
同業の方はあくまで個人的な意見として聞き流していただけたらなのですが、塾講師・予備校講師っていうのは言わば町の受験芸人です。
人気があるかないか、売れるか売れないか・・シンプルにそれだけ!とは言い過ぎだとしても、少なくとも「まずはそこから!」というのが経験上思うところです。
個人的には教室運営というのは教育業ではなくサービス業です。
この業界にいる以上、この原理原則には抗えないと私は考えています。
さらに昨今の講師を取り巻く環境も大きく変わっているのは間違いありません。
私はこの点についても芸人さんやアーティストさんやアイドルの方たちと似ていると思っています。
一昔前なら大手プロダクション所属のそうした方たち以上に、笑い、楽曲、カワイイ・・云々でほぼ無所属の素人が稼いでいくというのは無理ゲーに近いものがあったと思うのですが、今は必ずしもそういう時代ではないというのはご存知の通りです。
そしてこのことはとりもなおさず、消費者側の選択肢が多様になったことを意味し、結果として大手の取り分が減ってしまうことにもつながると思います。
数年前に↓
というツイートが話題になったのですが、これなどもそうした時代の変化に起因する、モノの売れ方、および売れるモノの変化の現れなんじゃないかなと。
そして規模は違えどこれと同じことが我々受験産業の講師にも言えて、昨今の環境変化により、大手所属絶対優位というのは必ずしも当てはまるわけではなく、講師や映像コンテンツの売れ方が多様化し、それに伴い売れるモノも多様化したと個人的には思います。
先ほど少しそうした話題も挙げましたが、大手プロダクション所属の芸人さんやアイドルの子たちよりもチャンネル登録者数や視聴回数がダントツで多い無所属や社員10人未満の小さな事務所所属の一般の方のチャンネルというのは全然珍しくないのと同様、受験産業でもカリスマ講師と言われる方よりも“数字”を持つ学生講師さんや無所属の講師の方のチャンネルなどは複数あります。
これはアナログ、つまり実際の「教室」にも言えることで、僭越ながら、ひと昔前なら究永舎的なマーケティング(しかも無料!)とその結果は少なくとも1人運営1教室の個人塾ならあり得なかったと思います。完全に時代の恩恵です。
#あざーす
とにもかくにも権利や、顧客の迷惑云々はさておき、受験講師という生き物は「元気があればなんでもできる」ではなく
「人気があればなんでもできる」
なんです。
最終的にはこの点を改めることなく、および無視したような解決方法に出た段階で誰にとっても「正解」にはならないんじゃないかって思います。
#これについては他の方がどう思われるかは想像もつきません
本日は以上です。
ではまた。
【究永舎】
2008年6月に豊中市に重本孝が開校した進学教室です。最初は高校受験の塾としてはじまり、2014年シーズンからは大学受験を対象とした高校生クラスを開講。現在は中2〜高3の講座全てを重本が担当するユル〜い個人塾なのに毎年難関校合格者が生まれる摩訶不思議アドベンチャーな教室です。
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