おはようございます。

 

自分で開いた塾で提供するオヤツのニーズに応えていく過程によって抹茶味に開眼した重本孝です。

 

#みんなありがとう

 

 

 

 

 

宿題をたくさん出さないのはそもそも「宿題を出す目的」が学力向上ではないから。

 

 

ネット上で中学受験や高校受験の先生方のお考えを読んでいて、「同じ生徒さんの中学受験から大学受験まで、あるいは高校受験から大学受験までの全過程を自分が担当することになったら絶対考え変わるやろな・・」と思うことっていうのが結構ありまくり男です。

 

 

かく言う私もそうでした。

 

2014年シーズンからの高校生クラス開講以来、経験を重ねるにつれて中学生、および高校受験に対する考え方というのは変わってきています。

 

悲しきかな人間というのは、失礼、、、、重本というのは現金なもので、自ずと自分の利益になるよう動いてしまうところがあって、高校受験後も多くの生徒さんの大学受験をお任せ頂く立場になると自ずと“最終的に自分の首を絞める思考・方策”は捨て去り、同じく最終的には自分の実入りになるような思考・方策を打っていくようになるものです。。。

 

 

それに関する具体的な事例の1つに本日のテーマである「宿題」があります。

 

 

私が大手塾勤務時代や究永舎開校後しばらくまで、その発想というのは「有益な内容の宿題をいかにたくさんやってもらうか?」ということのみでした。

 

おそらく今現在もあっちこっちにたくさんおられるであろう「宿題が多い塾の先生」の発想もたぶんなんですけど、、、、、、、“同じ”なんじゃないかなって予想します。


#違うかったらすいません



・・で、結論から言えば、あくまで私の経験の範囲では、まず宿題の多さと学校成績っていうのは関係ないです。

 

#みんなうすうす気付いてはいると思うのですが

 

 

まず学校成績っていうのは「ここまでちゃんと覚えんと気が済まない」という性格、いわばその子の中の「基準(コンフォートゾーンとも言います)」に必ず比例します。

 

宿題というのは、それが多く出されても生徒さんの「基準」次第では結局“やっつけ仕事”になるので、それは生徒さんに無駄な作業をただやらせるだけのものになるんです。

 

そこでまずは“基準が低い生徒さん”には「そういった基準がキミは激低なんだよ。恥を恥とも思わないその神経が今のキミがキミたる最大要因なんだってばよ。。。」みたいなことを言葉でド真ん中ド直球で言うとさすがにかわいそうなので、空気感で少しずつ少〜〜〜〜〜しずつソフトタッチで分からせてあげる必要があります。

 

そのためには宿題が少ないものであることが好ましいのであります。

 

 

とかく「ダメだこりゃ・・」な子ってどれだけ宿題を少なくしてもその精度は低い(自分に対して人工甘味料より甘い)ので、次回の授業で宿題からテストを出してみると絶対に100点にはなりません。

 

例えば私の場合ですと、この時期の中2の子であれば「過去形・過去分詞の指定範囲20個前後覚える(もうすでに同じ範囲3週目)」と「授業で扱ったテキストの英作の問題8コ書けるようにする」とかがだいたい1週間の宿題の量だったりするのですが、その範囲から何問かテストを次回の授業で実施すると、「文理学科行けそうかなライン以上の子」がだいたい100しか取らないのに対して、「文理学科は今のところまず厳しいッスね・・な子」が100を取ることはめちゃレアです。

 

とりあえずそんな感じで「1週間あってたったこれだけの宿題の量で100取れないってさすがにヤバイよね・・。何なら家出る直前に一気にガッてやっても全然間に合うよね。。。」っていう量の宿題を課すことで、教室で点数確認の際、周りがだいたい「100です!」と言うなかで「・・ご、、、、、50・・」みたいな生徒さんからすると言い訳の余地がなくなり、自ずと「もっとちゃんとやらなヤバイな・・」という感じで、塾の先生がガミガミ言わなくても自らの基準に疑問を抱く方向性に動いてくれる仕組みとなります。

 

これがもし宿題が多くて、塾の先生がチェックテストをして、その出来の悪さにガミガミ言ったとしても、その場合生徒さんからしたら「いやいや、、、こんなん多過ぎやろ。。。」とか「部活が今忙しいし・・」とかのいわゆる他責に向かってしまって、いつまでも“同じ人”であり続けてしまう流れになるのでよろしくありません。

 

 

塾が以上のような形を採用することで、上位人は自分のやりたい勉強に日頃から時間が割けますし、がんばれ!ベアーズの子たちも自分自身に内側に目が行き易くなりますし、塾で先生がガミガミ言わないので重〜い空気感で授業が始まるようなこともありませんのでオールハッピーです。

 

そんなわけで宿題を出すのは必ずしも「学力を伸ばす」ということを目的としなくてもよくて(結果的にそこへ繋がることは意識はしてますが)、私のように「生徒さんの“性格”(現状どの進学先の基準で生きてるか)を把握する」という目的でもいいんじゃないかと思ってます。(ただ講師自身が「いつ自分が担当を外れるか分かんね〜・・」っていう状況だと性格を把握したところで・・ていうのはありますが爆)

 

 

これは非常に言いにくいのですが、実際、中学時代に“宿題の多い塾の上位クラス”から転塾して来られた方々ってそのまま高校生クラスまで通われてますので、成績面と営業面のどちらの視点から見てもさして不具合はナッシングだと感じています。

 

 

そろそろ今年も中3生の転塾のご相談面談のご希望がメールで届く季節です。

 

#夏が始まった合図がした

#中3のときから北野や豊中のお兄さんお姉さんの様子知っておいた方がいい

 

 

 

 

 

本日は以上です。

 

 

 

 

 

 

ではまた。

 

 

 

 

 

 

 

【究永舎】

2008年6月に豊中市に重本孝が開校した進学教室です。最初は高校受験の塾としてはじまり、2014年シーズンからは大学受験を対象とした高校生クラスを開講。現在は中2〜高3の講座全てを重本が担当するユル〜い個人塾なのに毎年難関校合格者が生まれる摩訶不思議アドベンチャーな教室です。

 

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究永舎 大阪 北摂 豊中市にある

高校受験・大学受験で連勝を目指す教室