おはようございます。

 

食中毒で頻繁にトイレに駆け込んでいる最中、苦しいにも関わらず毎回なぜか布袋寅泰「スリル」が脳内でガンガンに流れていた重本孝です。

 

#あの伴奏に付随するこれからテレビ画面の向こうで危険なことが起こるイメージとこれから自分の身に危険なことが起こるイメージが脳内でかぶったのかもしれない・・知らんけど

 

 

 

 

 

 

 

今日はちょっと堅苦しい話です。

 

 

 

北野高校の高3校内模試から得た知見。〜名門校でヤッベーぞ!な人のフェニックス戦略〜

 

 

成績表の写真掲示はもちろんアウト(詳細は2年前の記事)なのでできないですが、北野高校は日頃の定期テストの成績表などにおいては学内の立ち位置が分かりにくく、クラスや学年の明確な順位も出ないものの、高3になってから実施される年間全3回の校内模試については今度は逆に究永舎界隈の各公立高校の中では群を抜いて詳細な成績表を出してくれます。

 

#マジで詳細

 


しかもその書式も知り得る範囲の昔から全然変わらないので過去の生徒さんとの比較も教室運営者としては可能であり、今日はそういった言わば北野高校のこれまでの校内模試から得た知見の1つ(個人的にはブログに書くのに無難と思われるレベルの話 爆)を、学校から電話がかかってきたり、旧Twitterをたしなむ坊やから「知らん塾の先生のブログのせいで母さんに成績表返ってきたのバレた〜・・。ちきしょう余計なことしやがって〜・・」とツブやかれたり(実話)しないことを祈りつつ、読者の皆様とシェアさせて頂きたいと思います。爆

 

#わんぱくでもいいたくましく育ってほしい

 

 

 

まず表題にもあるようにこれはあくまで受験界の「名門校」、つまりは超進学校レベル、および地元では有名な進学校レベルの生徒さんに特に適応可能と思われるお話です。

 

 

結論から言うと、進学校でヤッベーぞ!なところから復活する戦略で一番有効なのは、

 

①できる限り自分の得意科目が最大限有効に、不得意科目の負荷が最小になるような配点設定となっている大学・学部の1点突破だけを狙ったPASS OR DEATH戦略。

②後回し科目、および捨て科目を明確にして、得意科目にできるだけ全振りした自習スタイル(一番本人がまだ機嫌よく勉強できるスタイル)で、受験勉強スケジュール的にイケるところまでとことん行く。

③共通テスト&2次の過去問分析を通じて「試験当日の時間の使い方」&「本番の得点の仕方」&「本番の捨て問の基準」の検討を徹底して行う。(それなりに極端な作戦を取る) 

④結果的にアカンかったらその後の人生で逆転や!の精神で常に表情は明るく過ごす。(表情に余裕ある子は受かりやすいはガチ)


#明日があるさ

#明日がある

#若いキミには夢がある



一見、これらは大学受験において玄人の方にら「当たり前」のように見えるかもしれないのですが、まず個人的にはこれこそが名門校の生徒さんが名門校の生徒さんたる所以だと思うのは、そういったところの生徒さんの言う「得意科目(orどちらかと言えば好きな方の科目)」ってそれなりに元気に取り組み始めた際の伸び方が一般的な学校の生徒さんのそれとは比べものにならないくらいの角度で伸びていくので(これがその子の志望校の水準に足るかを見極められるかがホントの玄人)、科目の選択や配点の傾斜が多種多様な大学受験においては非常に有効です。

 

なので、そこで①②③が重要になるわけです。言うまでもなく先述の①②③はその内容をご覧頂ければお分かりのように3つのうち1つでも多く満たそうとするといったような類のものではなく、①②③はあくまで1つの戦略スタンスをあえて細分化したものであることにご留意下さい。

 

一応個人的に進学校の生徒さんから経験させてもらった事例で典型的なものとしては、

 

・灘の文系クラス最下位から約1年弱で東大文1合格

・大手前の100番未満から約1年弱で京大工(地球工)合格

・北野の第1回校内模試でちょうどド真ん中順位から約1年弱で京大工(情報)合格

・北野の第1回校内模試で文系下位水準から約1年弱で阪大文合格

 

・・これらの生徒さんはそのハイポテンシャルは言うまでもなくなのであり、彼ら彼女らが最終的な結果を手にするのに、そもそも私の存在自体必要であったのかどうかも怪しいという自覚もあるのでありますが(たぶん要らんかったような・・)、ただこれも1つの事実として、入試における配点と各科目の伸びしろを見越した上で、「捨てるものは捨てていた」&「絞るものに極端に的を絞った受験勉強をした」というのは言えます。


#もちろん①②③の戦略でフェニックスを狙ったけどもあえなく・・もある


 

残酷な話、これが大阪の高校受験における五ツ木模試などでいうところの偏差値60未満帯の高校の生徒さんであった場合、人によってはその能力的に難関大の水準にはそもそもどの科目に絞ったとしても少なくとも1年では届かないといったことがあるのでありますが、誰もが認める進学校の生徒さんの場合はそういったことはなく、①②③を意識することで「難関大に受かる」といった題意を満たすということだけであれば十二分に可能であると考えます。


#その学校に余裕持って入ってるタイプの人は特に


ただ悲しきかな進学校と言えど多くの生徒さんが、もはや高3のこの時期で病んでしまっていたり、はたまたそもそも才能がまあまあ足りてないのに理系を選んじゃってて、なおかつ1、2年を文系の中でも成績が悪い子たちと同水準の過ごし方をしちゃってもはやド田舎の国公立へセルフ島流しするしかない状況だったり、単純に大学受験における“軍師”不在で親子で手探りで匍匐(ほふく)前進するしかない状況だったりで、①②③を非的外れに過ごすこと自体が不可避なことも世の中的に多いのかもしれません。。。

 

やや抽象的な感じになってしまって申し訳ないのですが、実際のところはまずは「捨てるものを捨てる」がフェニックスを果たす上ではとても重要なのですが、「こんな形でもイケるんだ!?」というのがそもそも高3スタート段階の生徒さんのポテンシャルの度合いや詳細な成績表、そして最終的な結果を手にするまでの一連の流れといったものを見たことがないと想像がつかず、「捨てる」がシンプルに怖かったりするかもしれません。

 

いずれにしても大学受験においては素質面&志望先の入試配点を十分考慮した戦略と、当然のことながら自習量が高校受験とは比べものにならないくらい大切です。


#あと集中力ない人は絶対大学受験向いてません



ただ前者がマズイと後者も生きないということだけは大学受験に挑む全ての生徒さんには熟知しておいて頂きたいと思います。

 

以上が受験界の名門校、北野高校の第1回の校内模試の成績表(高3スタート時点の立ち位置)の現物を毎年のように眼にする人間が「結構地域選ばず汎用性あんじゃね?」と思っているフェニックス戦略となります。

 

#完全に言い訳になりますが今日の内容以上に、より細かく具体的に言えることを挙げ連ねるのが怖かったことを告白しておきます 真顔

 

 

 

 

 

 

本日は以上です。

 

 

 

 

 

 

ではまた。

 

 

 

 

 

 

 

【究永舎】

2008年6月に豊中市に重本孝が開校した進学教室です。最初は高校受験の塾としてはじまり、2014年シーズンからは大学受験を対象とした高校生クラスを開講。現在は中2〜高3の講座全てを重本が担当するユル〜い個人塾なのに毎年難関校合格者が生まれる摩訶不思議アドベンチャーな教室です。

 

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