おはようございます。

 

結局コロナによる塾業界への最大の打撃は深夜営業の飲食店ががっつり減ったことなのではないかと考えている重本孝です。

 

#もう何年もファミレス行けてね〜・・

 

 

 

国語が安定する人と安定しない人の頭の中で起こっていることの違いについての覚書。前編

 

 

昨日も業務後教室で孤独のグルメで栄養補給しつつXのおすすめポストを眺めていたところ、とある塾の先生のポストが最近の私の脳内トレンドにジャストミートしましたので、そのポストとそれに付随する私の思考をシェアさせて頂きたいと思います。

 

 

勝手に引用させて頂くのですが(好きです)・・・まず以下がくだんのポストとなります。

 

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評価するみたいになって非常に恐縮なのですが、個人的にこのポストは極めて有益で素晴らしいと感じます。

 

まず明らかにポジショントークではないということ、そして数字をご覧になられてのお話であること、そしてそして、、、数字の要因と思われる他者の具体的な行動事例を提示して下さっていることなどから、Xにおける塾講師の投稿としてはかなりの客観性と公共性が担保されていると私は思い感銘を受けた次第です。

 

 

さて、そんなわけで本題に入らせて頂こうと思います。

 

まず、冒頭に書いた最近の自身の「脳内トレンド」っていうのが「国語が不安定(苦手気味)な人の頭の中について」というテーマなんです。

 

 

よく世間一般に、これは英文読解も含めて「論理的」っていう言葉が東進やチョコザップレベルで跋扈(ばっこ)していて、多くの現代文の授業中の板書なんかも本文にいろんな記号を付加したり、矢印を北朝鮮のミサイルなのかな?というくらいにあっちこっちに飛ばしたりする行為が古今東西よくあるのですが、子どもの頃から私がずっと思ってたのは「その行為意味あるん?」ってことです。

 

なぜそう思うかと言えばまず自分がそんなことしなくても普通に解けるようになってるっていうことと、何よりもこれまで出会ってきた「異様に国語デキる人」の誰に聞いても

 

「別に論理的とかそんなん考えてない。普通に読んでるだけ。ニコニコ

 

的な風味でしか言わないんですよね。

 

 

で、底意地が悪い、かつ予備校のテキスト&板書ノートコレクターの私はたまにその国語がデキる生徒さんにこんなんて意味あると思う?と、どこかの予備校生がカリスマ講師の現代文の授業で写した板書ノートを見せますと、一応これまでは100%の確率で、中国のミッキーみたいな




 

 

リアクションを取るではありませんか。。。

 

 

しかしそれもそのはずで、彼ら彼女らからしたら現代文って

 

「いや、、なんでこれが答えって、、、う〜ん、、、本文読んだら答えこれかな〜・・・としか。。。(書いてる通りやないかーーーーい!)」

 

としか言いようがないんですね。


#それで毎回ビタビタ正答します


 

じゃあ結局、現代文の正答率が極めて高い子の頭の中と、反対に低い傾向にある子の頭の中では何が違っているのかというと、それはズバリ

 




要約力

 




だと私は思います。

 


よく「要約」と聞くと、いわゆる「まとめる」なんていう動詞がチラつくこともあろうかと思うのですが、個人的には「まとめる」という言葉でとらえるのはちょっと違うかなと思っていて、「まとめる」というより、「抽象化する」に感覚的には近いものがあります。 

 

「抽象化する」というのは要は本質的な要素だけを抜き出して単純化するということです。

 

簡単な例をあげれば例えば下のような「え?これ写真じゃないの?」みたいな絵を書く行為を「具体」とした場合、

 

 

 

ではこの「人」というものを抽象化して極めて単純化してみよう!・・・とすると、、、↓みたいな感じになって、

 

これが「具体」から「抽象」になる一例です。

 

抽象化したとて「人」のポイントを抑えているため私たちは上記の絵を見て「ん?これはチンチラかな?」などとは思わず、「人」だと認識できるんです。

 

そしてこれを文章でやるとすると、例えば「桃太郎ってどんな話?」と聞かれた際に、「桃から生まれた男の子が動物たちと鬼退治する話」みたいな感じにできるかと思うのですが、こうした行為が国語における「抽象化」であり、つまりは要約なんです。

 

このように分かりきった話であれば全体を抽象化して要約できる、つまりは「要約できる」ということは内容を性格に把握できているということが言えそうです。


よって冒頭のポストの内容というのは筋が通った話であると私は思います。



 

長くなったので続きはまた明日書こうと思いますのでご興味のある方は引き続きお付き合い下さいませ。(明日は英語においても無茶苦茶大事な話をするよ〜)

 

#とりあえずお子様に「アンタ、『桃太郎』ってどんな話かできるだけ簡単に言うてみて!」とたずねてみると面白いかもしれないのねん

 

 

 

 

 

 

本日は以上です。

 

 

 

 

 

 

ではまた。

 

 

 

 

 

 

 

【究永舎】

2008年6月に豊中市に重本孝が開校した進学教室です。最初は高校受験の塾としてはじまり、2014年シーズンからは大学受験を対象とした高校生クラスを開講。現在は中2〜高3の講座全てを重本が担当するユル〜い個人塾なのに毎年難関校合格者が生まれる摩訶不思議アドベンチャーな教室です。

 

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