おはようございます。

 

ウミガメの赤ちゃんが海に向かっている動画を見て涙ぐんでいる重本孝です。

 

#うう・・

 


 

中学受験はどう考えても向き不向きある説。

 


#きゃ〜



 

Xってホントにいろんな人の意見を見れて面白いのですが、先日、(ボカしますが)とある中学受験の先生が「中学受験も高校受験もそれぞれに良いところがあるのだから各ご家庭でそのメリット・デメリットを検討して決めればいいんです。」みたいな風味のことを仰っていて、このご意見には自分は反対の立場だな〜・・と思いました。

 

というのも理由はすでに表題に書いておるのですが、大手塾時代に中学受験の子も担当していた経験上、中学・高校・大学それぞれの受験で一番努力でどうこうしにくいのが中学受験であると私は思うからなのであります。

 

そんな極端な・・・と思われるかもしれませんが、個人的には先述の先生のご意見というのは、例えば少年野球の監督が、「公立高校でも大阪桐蔭みたいな私学の強豪校でも、どちらにもメリット・デメリットがあるのでそこを検討して決めたらいいんです。」と言ってるに近しいインパクトがあって、実際X上のそのポストを見た瞬間、心の中で「いやいや・・中学受験でメリット享受できるの向いてる子だけやから・・」っていうシャカリキコロンブスが大量発生しました。

 

もちろん「○○中学という環境で過ごすことのみが一番の目的で入ってからの成績とか大学とかそんなんのためじゃない。」ということであれば“中学受験のメリット”として一般にイメージされる(なぜかメリットと思わされている)ものは関係ないかと思います。

 

しかし過去の経験から多くの保護者様や生徒さんは学力的・学歴的なメリットを意識しておられるような印象があって、もしそうであるなれば、繰り返しになりますが、「メリットを享受できるのは向いてる子だけだよ〜♨️」と私は思います。

 

私が大手塾にいたのはもう16年以上も前のことなので、中学受験塾のノリや中学受験生という存在から離れて久しいわけですが、私がやってたときは、そりゃあびっくりするくらい賢い子もいましたし、その反対で、私生活に支障とかないんかな??と心配になるくらい、まず身の回りの諸々がぐっちゃぐちゃだし、まだ幼いのに呼吸をするように嘘ついたりする子もいるし、宿題からテストなんかをしても、、、、、範囲の漢字を半分も覚えられないようじゃ無理か、漢字はね、覚えとかないと・・・というのが一生治らない子もいるしで、ツラそうな目の前のチビッ子を見てこっちもツラくなることが多々ありました。

 

先日も書いた通り、どう見てもまずは受験に必要な才能って暗記能力で、大手塾の一番上のクラスと一番下のクラスの子たちで決定的な差になっているのが暗記能力なんです。

 

#その次に情報処理スピード

 

 

なのでシンプルに「覚えられない」および「忘れるの超マッハ」っていう子が中学受験の段階で公立中学に通う子が3年間かけてやる理社の暗記(ほぼほぼ範囲同じ)を求められたり、中高一貫校入学後、公立中高から京大阪大入るような子たちより1年以上早いペースで数学やらされたりするのって、どう考えても合理的でないと思うというのが私の個人的な意見です。

 

#真面目で頑張り屋さんな子ほど犠牲になるのがまたツライ

 

 

私は長年受験産業に身を置く中で、受験ほど同じ成功の仕方&同じ失敗の仕方が毎年繰り返され続けているジャンルっていうのも珍しいのかなと思っていて、端的に言えば私が教室でやってることっていうのは、勉強をやらせることじゃなくて、「こういう人サクセスするよ。」「こういう人落ちるよ。」っていうのを生徒さんに伝えることなんです。

 

も〜し今これを「中学受験するか否か・・」っていう感じの方がお読みであれば、僭越ながらもお伝え申し上げたいのは、先のXの先生には申し訳ないのですが、目を向けるべきはメリットとデメリットとかではなくて、人生同様「どこにどういった地雷があるか?」という知識だと思います。

 

#メリットを取りに行った結果地雷踏むことってよくある

#先に把握できる地雷の位置は把握した上でメリットを取りに行こう

 

 

 

昨日高校3年生に授業中話したのが「みんながこれからやろうとすることは受験にしろ、就活にしろ、就職してから以降にしろ、結婚にしろ、、、、ほぼ全て誰かがすでに経験してることだから、そこにアンテナは常に立てとくべきやと思う。」ってことなんですが、今自分でこれ書きながら「ホンマそれ。」って改めて自分で思ってる次第です。

 

 

 

 

 

 

本日は以上です。

 

 

 

 

 

 

ではまた。

 

 

 

 

 

 

 

【究永舎】

2008年6月に豊中市に重本孝が開校した進学教室です。最初は高校受験の塾としてはじまり、2014年シーズンからは大学受験を対象とした高校生クラスを開講。現在は中2〜高3の講座全てを重本が担当するユル〜い個人塾なのに毎年難関校合格者が生まれる摩訶不思議アドベンチャーな教室です。

 

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