おはようございます。
「何をするか」よりも「何もしない優しさ」の方が受験生には大切であるということをもっと世の常識にめり込ませたい重本孝です。
#やるも親切・やらぬも親切
#リブログありがとうございまーーーーーす!!
「学力が伸びる」とはどういうこと?への答えを携えておこう。
最初に書籍紹介なのですが、高校英文法をひとしきりシャーーーっとやったけれども、言うて「分かってるか?」と言われるとまだ「自信持てる!」まではいかないぐらいの子は、最近改定されて発売された以下の本なんかいいかもしれません。
ただ、、、、、そこは受験参考書らしく「丸暗記不要」や「1000問も載せた問題集なんてやってられないという人へ」などの謡(うた)い文句が表紙裏に書かれてたりするワケですが、賢明な学生さんはそこはもちろん真に受けることなく、いっぱい暗記して、1000問はやって下さい。
私のオススメは、大学受験の典型的な文法問題を扱った問題集(学校で配られたのでオッケー牧場)との併用が定期テスト勉強も兼ねるので良いと思います。
具体的には、例えば問題集の目次を見て、「分詞」という単元をするとして、問題集の問題を解くより先に上記の関先生の本の「分詞」の項を読んで、「大学受験で『分詞』っていうのはこういうところが大事になるねんな。」と書いてることを一回は頭に入れた上で、問題集の「分詞」の問題に取り組むという流れが良いです。
受験で勝つためには一般に学力と言われる、いわゆる「得点能力」というのが、お爺ちゃんお婆ちゃんの年金くらい大事になりますが、この「得点能力」というのは即答できるようになった問題の数にキレーーーーーに比例します。
要は同じ人間であれば、10個の問題を解けるようになった状態と、100個の問題が解けるようになった状態では確実に後者の方が得点能力は上がっています。
あとは数学なんかでよくあるのはAという問題とBという問題が同じ発想で解けるということに気付ける抽象思考能力、いわゆるIQの問題もあるので、その意味においては一郎君と二郎君が解ける問題の数が同じであっても、取れる得点には差がつくのはそこに原因があります。
ただ、少なくとも・・・
同じ人間であれば、10個の問題を解けるようになった状態と、100個の問題が解けるようになった状態では確実に後者の方が得点能力は上がっています
・・ということは言えると思います。
ですから例えばネット上で「この問題集とあの問題集をやったのですがなかなか英語の成績が上がりません」という香ばしい相談みたいなのをしている高校生の子っていうのは、「この問題集」も「あの問題集」も“やった”んだけど、他者がそれらの問題集を適当に開いて「じゃあ、これ答え何?」とか「ここ和訳してみて。」って言ったらシンプルにできないはずです。
なので「有名な問題集をやった」っていうのは、「宝くじを買った」程度の価値しかなくて、「宝くじ」が当たらないとお金はもらえないのと同じで、問題集においても「全部答えられるから何聞いてくれてもいいよ」ってなったら、そのときに得点能力は上がってるという感じです。
#当たり前
以前も書きましたが、私の大手時代の生徒さんで、阪大医学部に受かった子が↓を
を8周やったら化学には絶対の自信が持てるようになったという話をしていたのですが、結局こういうことができる子から上位の大学に受かるというのを個人塾やってますと死ぬほど見ます。
#1人の熱狂ができる子
教室では昨日の中3の授業でも話しましたし、この記事内でも先ほど述べたのですが、大切なことなので最後に念押しの確認です。
「得点能力」というのは即答できるようになった問題の数にキレーーーーーに比例する
・・です。
#なお、この超シンプルな思考に特に高校生なんかが素直に従えないようにさせているのが受験産業だと思います
本日は以上です。
ではまた。
【究永舎】
2008年6月に豊中市に重本孝が開校した進学教室です。最初は高校受験の塾としてはじまり、2014年シーズンからは大学受験を対象とした高校生クラスを開講。現在は中2〜高3の講座全てを重本が担当するユル〜い個人塾なのに毎年難関校合格者が生まれる摩訶不思議アドベンチャーな教室です。
ご興味のある方はコチラ。
↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓