おはようございます。
このタイミングで朝バナナが習慣付きつつある重本孝です。
#なんか食べたくなった
中学生の自習に対するガイドの難しさ。
ここ2、3年くらいの個人的&塾講師的な悩みとして
「中学生の子たちへの自習ガイドのさじ加減」
というものがあります。
これまでの経験上、その子の高校受験時の成績・・・ではなく“自習スタンス”と、その3年後に待ち受ける大学受験というのは非常に関係が深いと痛感しています。
そしてそうであるなれば、高校受験時にいかに猛烈に自習をする集団にガイドしていくかということが重要になってくる....という話になると思うのですが、ところが事はそう単純ではない・・・というのもこれまた経験上感じているところなのであります。
これは全国的に各種大手塾の影響が大きいと私は考えておるのですが、基本的にこれまでのこのブログの主張通り、一般に公立高校受験の受験勉強というのは大げさに煽られ過ぎな割りに、難関大学受験の受験勉強は軽く見られ過ぎる傾向があると私は思います。
おそらく中学時代は「いや〜・・北野なんてとてもとても・・・。なんとか豊中に行けたら。。。」みたいに自身で思ったり、実際に塾の先生なんかにもそう話していたりして、結果、豊中に入った子が、その後学年半分未満順位の成績でずっと来て、高2の冬くらいにお問い合わせでやってきて「できれば阪大行きたいんですけど、、、まあ、神大、、、う〜ん、公立大までには行きたいです。」みたいなことを言い出して心の滋賀学園が
踊り出したようなことってこの10年で何回もありました。
#志望校ってファイナルファンタジーじゃなくてドラゴンクエストなんよ。。。
#どういうこと?
そんな感じなのでとにもかくにも大学受験の“いろは”を中3時などに少しでも早く体感しておくことというのはとても大切なのは間違いないのですが、かと言って、高校受験レベルであまりに猛烈な自習習慣をクラスで目指そうとしてしまうと、それなりの数の子が気持ちの面で高1でもたないという現象もぶっちゃけこれまで複数経験しました。
そうした経験を現場で積み重ねていくうちに結局現在のところは「う〜ん。。。どの程度の自習強度を中3クラスのみんなで目指していくか。。。」というところが非常に難しいと感じている、、、みたいな。
巨人の桑田コーチが「なんでもかんでも“最大化”じゃなくて“最適”を探っていくことが大事。」みたいな趣旨のことを昔仰っていたのですが、これは公立高校受験→難関大学受験街道にもピッタシあてはまる話だと思います。
そんなわけで結局言葉にしてしまうと
その子にとって適切な自習量を中3後半あたりから高3まで継続していく
・・というのが一番理想だなと思いますし、実際高3で「どうかしてるぜ!」な自習量をこなし、「エグっ!」な学力をもってして難関大にヒョイっと合格していった子って、振り返るとそういう道筋を来ていたな〜・・と思います。
究永舎では今年も中3生が連日実テの勉強に駆けつけるその人数と、その自習雰囲気は先輩たちのそれに徐々に近づいていっていたりしますが、責任者の私としては、そんな姿を眺めつつ3年後までの道程をイメージして、その高校受験時のガイドのさじ加減に連日頭を悩ませながら、脳内で微調整を行っている感じです。
さて、本日はプロの作るオムライスの卵よりふんわりとした話になりましたが、
なんでもかんでも“最大化”じゃなくて“最適”を探っていく
その子にとって適切な自習量を中3後半あたりから高3まで継続していく
という哲学は、特に私のような立場にある人間は常に胸に携えておきたいものだと思います。
本日は以上です。
ではまた。
【究永舎】
2008年6月に豊中市に重本孝が開校した進学教室です。最初は高校受験の塾としてはじまり、2014年シーズンからは大学受験を対象とした高校生クラスを開講。現在は中2〜高3の講座全てを重本が担当するユル〜い個人塾なのに毎年難関校合格者が生まれる摩訶不思議アドベンチャーな教室です。
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