おはようございます。

 

夏期講習が終わった安堵感と、夏が終わる恐怖感にアンビバぶーりんな重本孝です。

 

#今年も「若者のすべて」を聴く季節

 

 

 

 

 

問題が解けなかった娘をドツいて逮捕されたオカンの覚書。

 

 

#重本が手を出して後悔した漫画のうちの一つがこの「血の轍」である

 

 

 

昨日、こんなニュースがありました。

 

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勉強中の娘たたいた疑いで母親逮捕、父親が通報…「できなかったから軽く触れただけ」と一部否認

 

 小学生の娘に暴行したとして、静岡県警藤枝署は24日、同県藤枝市に住む30歳代の母親を暴行容疑で現行犯逮捕した。

 

 発表によると、母親は24日午後9時頃、自宅で娘の頭を1回たたいた疑い。女児にけがはなかった。当時母親は娘の勉強を見ていたといい、「できなかったから、娘に軽く触れただけ」と容疑を一部否認している。娘の父親から通報があった。

 

 同署はこの家庭から母親の虐待に関する相談を受けていたといい、日常的な虐待の有無についても調べている。

 

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文面から察するにお子さんに教えている中で「おい、なんでやねん!!??」がエキサイティングしてしまったんですかね・・・

 

お子さんが可哀想でなりませんが、かと言って私にはどうすることもできないのでここから一般論にスライドさせて語ります。

 

 

私のXにはよくお子様が中学受験をされる保護者様のポストも流れてくるのですが、その中にもお子様の(身も蓋もない言い方をすれば)“不出来”に結構感情的になっておられる方が散見されます。

 

こうしたケースや先のニュースのような事態に対して、まず確実に言えるのは、

 

「大人が感情的になってプラスが生まれることは何もない。ていうかマイナスしか生まない。。。」

 

、、です。

 

これは皆さんにご理解頂ける、、と言いますか、ご理解頂けているかと思います。

 

 

そして今日はここでもう1つ皆様と共有しておきたいことがございます。

 

それは、脳の情報処理能力みたいなのというのは人それぞれに違いがあると同時に、同じ人間であっても時期によって違いがある、、、ということです。

 

ただこれらは「複数の人間の同時期比較データ」や「複数の人間それぞれの年齢を重ねていく過程のデータ」をそれなりに脳内に経験として蓄えないと、言葉では理解できても感覚として腹落ちさせたり、ましてや子どもと接する際の言動に反映させるというのは難しいかもしれません。

 

 

大人になると当然のことながら自分が子どもの頃の情報処理能力の感覚って分からなくなります。

 

#自転車に乗れるようになった人が乗れないチビッ子の感覚が分からないような感じ

 

 

そしてその大人になった感覚で子どもに勉強を教えてみると、その子が小学校の40人クラスの上位5番以内に入れるくらいの子じゃないと、たいてい大人から見たら信じられないことがめちゃ起こります。

 

簡単に言えば「いやいやいや、、、どう考えたらそうなんねん????」みたいなことがそれなりの頻度で起こります。

 

ましてやこれが先ほどのクラスの例で言うところの40人中で立ち位置が半分前後以下くらいの子などになってくると、ぶっちゃけ「教えるん無理!」みたいになるのが普通かもしれません。

 

 

私の感覚では、この“ 大人から見たら「なんでそうなんねん!?」現象 ”は、将来的に公立高校受験の土俵で偏差値67、8を余裕で上回る子とかでないと中2くらいの頃まではよくあることです。

 

人間というのは当然のことながら、脳が幼ければ幼いほど複雑なことを処理するというのができないわけですが、その脳の発達段階というのは人それぞれのペースがあります。

 

例えば、中2の子とかで、連立方程式のこのレベルのことをこういった感じで教えて、次にこのレベルの問題を演習させたらこういった解答反応を見せる・・・みたいなことって人によって、ひとまずその段階では限界は決まってます。

 

要は同じミスを何回もするだとか、たまにするだとか、ミスしないだとかって、性格によるところと、脳の発達段階にもすごい影響を受けます。

 

#中学受験で灘や開成クラスについていけなくて6年後に現役で東大に入る子ってそれなりにいると思います

 

 

そしてそういうことで言えば、それなりに経験のある塾の先生だったら、数ヶ月その生徒さんと付き合ったら、「来週からやる直列回路・並列回路それぞれの“オームの法則”を使った計算問題はAくんはこんな感じ、Bさんはこんな感じ、Cくんはこんな感じの反応になるな〜・・」というのはもう授業をやる前から予想がつきます。

 

であるが故に例えばクラスで一番出来る子からしたら信じられないような間違いやミスをやっちゃった子に対しても、塾の先生というのは何なら授業をやるだいぶ前の段階から各生徒さんの理解吸収&問題の解答反応は予想がついた状態で授業運びをしているのでそのレベルで怒ることはありません。何ならプライドが傷つかないよう気を使いつつ励ましたりします。

 

 

これは以前も書いたかもしれませんが、世の中に「○○高校や○○大学に入れないのならこの子のことは愛せない。面倒見れない。」なんていう保護者様はたぶんいなくて、今日取り上げたニュースみたいなところに関する不幸が発生するその本質って、

 

①先の展開が見えないことから強めのマイナス思考に陥り感情に影響が出る

②「いろんな幸せパターン」に対する知見をこれまでの人生経験からそこまで豊富なパターンを得れていないため視野狭窄の状態に陥り子どもも巻き込んだ上で、知らぬ間に築いてた自分らしさの檻の中でもがいてる

 

にあると思います。

 

②のパターンっていうのは塾の先生、少なくとも私レベルの先生では結構ムズいな〜・・って感じるんですが、①の場合だと塾(もちろん担当者次第ですが)に通うことで解消できることがほとんどだと思います。

 

これまでも保護者様とお話しする中で、「いやいやいやいや・・・そんな、お母様(お父様)が思ってはるほどヤバイ展開には絶対ならないですよ。。。」みたいなことって山のようにあって、その度に我ながら「これまでいろんな生徒さん担当して来て良かったな〜・・」と感じます。

 

 

昨日ニュースになったお母さんと娘さんにも良い塾の先生が見つかるといいなと思います。

 

#とにかく娘さんの苦しみがなくなればいいなと..

 

 

 

 

 

 

#愛情ってゆう形のないもの

#伝えるのはいつも困難だね

#だからdarlin

#この「名もなきブログ」を

#いつまでも君に捧ぐ

 

 

 

#最後は眠気のため錯乱

 

 

 

 

 

本日は以上でーす。

 

 

 

 

 

ではまた。

 

 

 

 

 

 

 

【究永舎】

2008年6月に豊中市に重本孝が開校した進学教室です。最初は高校受験の塾としてはじまり、2014年シーズンからは大学受験を対象とした高校生クラスを開講。現在は中2〜高3の講座全てを重本が担当するユル〜い個人塾なのに毎年難関校合格者が生まれる摩訶不思議アドベンチャーな教室です。

 

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