おはようございます。
販売期間が過ぎたハーゲンダッツのティラミス味をアマゾンで箱買いした重本孝です。
#ティラミス派の子はまた食べて頑張って
「こんなんのために2年半野球やってんのバカらしい。」についての覚書。
今年の甲子園も残すところ、あと1試合のみとなりました。
毎年自分の中では高校野球の決勝が終わって次の日曜日に教室から伊丹の花火大会を眺めたら“夏の終わりのハーモニー”ということで、心の井上陽水と玉置浩二が歌い出すわけであり、そしてそうなってくると、今年もまた自分の仕事的には“そういうこと”なわけで。。。
#毎年憂鬱である
とにもかくにもその甲子園において、今年も関心のある人たちの間ではいろいろな話題があったわけですが、個人的にとりわけ興味を持ったのが「滋賀学園のダンス応援に関する賛否の話題」でした。(後に概要書いてます)
おそらく事の発端はXにおける以下のポストなのだと思います。
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よく分からない方のために端的にご説明させて頂きますと、滋賀学園のメンバー外の選手たちが、結構派手な振り付けによるダンスを行いながらアルプススタンドから仲間たちを応援するということを行なっていたのですが、ネットではそれが「おもしろい!」という声もある一方で、上記のポストのようなニヒリズム(何かと否定的な態度)も多くの“いいね”を集めていた、、、、という感じです。
そんな滋賀学園野球部応援団についての先のポストにある
「こんなんのために2年半野球やってんのバカらしいな。」
なのですが、まず細かいことではありますが、同じく野球部の補欠メンバーだった立場から言わせて頂きますと、「2年半」ではなく、だいたい多くの子は小学校低学年、遅くとも4、5年生くらいから始めるのでおよそ高3の夏に至るまでに10〜8年くらいは費やしていることになるので、“たったの”2年半程度頑張ったとかそんな次元ではありません。
今これを聞くと「じゃあ10年やって結局甲子園で最後にお茶目なダンスやってるようじゃもっとバカらしいじゃん!?」と思われる方もおられるでしょうか?
先のポストについては批判への批判として「思考が浅過ぎる!」といったツッコミも多くあったようなのですが、実際くだんのポストに対して「自分もそう思うな・・」というような考え方はどうか塾生にはしないで欲しい・・・というか、しない方がいいと私は考えています。
というのも現在学生の子たちというのは当然のことながらいずれ社会に出て仕事をやっていくと思うのですが、その仕事をやっていく上で、
「与えられた役割を全力で、しかもそこに創意工夫も併せて明るく頑張ってくれるような、一言で言えば自分の役割を全うしてくれる人」
・・・ってどこに行っても重宝されると思うんです。
結局、高学歴だろうが、甲子園に出場してようが、遅かれ早かれ人ウケしなかったら社会でやっていくことはハードモードになると思います。
朝日新聞のネット記事で、先の滋賀学園野球部応援団の“ダンス”を考案した生徒さん(もちろん野球部)の話を読んだのですが、出身は三重で、「できたら自分もかつて甲子園を沸かせたスターである大阪桐蔭の藤原恭大選手(現千葉ロッテ)のようになりたかった。」・・と書いてあるのを読みました。
そりゃそうだと思います。三重から越境入学して入部してるくらいです。当然背番号をもらって自分も甲子園でプレーしたいに決まってます。
でも結果としてメンバーに入れなかった・・・。
しかしそこで「こんなん(ダンスによる全力応援)やるために・・・」とダークサイド的発想が習慣づいてるタイプの人って、まあ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜これがビビるくらい社会に出ると世間ウケしません。
そうやって常に“自分の取り分”を中心に物事を考える習慣が染み付いちゃうとなかなかこれが学生時代にどんな経歴があろうが、社会に出るとビビるぐらいウケません。
そうではなくて常に“相手の取り分”を中心に物事を考えられる人というのが結果的には自分の取り分が大きくなっている的な真理めいたものって社会においては多分にあると私は思っていて、個人的には受験勉強(“人の取り分”を考える必要が1ミリもないジャンル)ばかりをやり過ぎるとここのところに弊害が出る確率が上がると思っています。
#育ち方
昨日中3の子たちにちょうどこの話題を授業の間隙を縫って話してみたのですが、私が「みんなが会社やお店の経営者とか責任者の人だったら“与えられた役割を全力でやってくれる人”の方が評価するし、お給料を上げるとしたらそういう人が真っ先になったりしない?」と聞くと、気のせいかもしれませんが、みんな目で「確かに。」と言ってくれていたような気がします。
#気のせいかな。笑
特に受験・・・・以外においては、いろんなこと、あらゆることを教材にして教科書・参考書など明文化されていないけど実はめちゃ大事なことを知っていくことが大切です。
阪急東宝グループの創始者である小林一三氏の有名な言葉に
下足番を命じられたら日本一の下足番になれ
そうすれば誰も君を下足番にはしておかぬ
があるのですが、この「仕事(業務内容)のわらしべ長者理論」を知らないまま学生生活を終えて社会人になるというのは結構なディスアドバンテージだと個人的には思います。
塾生諸氏にはニヒリズムで“いいね”を稼ぐのではなく、「あなたが必要です」といったところでの“いいね”を世間から稼げるようになって頂ければお家の人も喜んで下さるんじゃないかなと思います。
#このブログももっとウケるように頑張ります笑
本日は以上です。
ではまた。
【究永舎】
2008年6月に豊中市に重本孝が開校した進学教室です。最初は高校受験の塾としてはじまり、2014年シーズンからは大学受験を対象とした高校生クラスを開講。現在は中2〜高3の講座全てを重本が担当するユル〜い個人塾なのに毎年難関校合格者が生まれる摩訶不思議アドベンチャーな教室です。
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