おはようございます。

 

昨日のブログ記事のタイトルを「・・こだらず・・」としたかったところを「・・こだらず・・」と脱字っており、先ほど「キャ〜・・」となって訂正した重本孝こと43歳のどこにでもいるオッサンです。

 

#恥。

 

 

 

 

第一志望を目指すと第二志望に受かる確率を下げることになるとは例えばこういうこと。

 

 

 

 

ここ数日は時間の許す限り高3生とあれやこれやと今後の出願、および勉強プランについて全統の自己採点の結果をもとに話をしていました。

 

 

今年の高3生(20人)はざっくりと

 

①阪大志望者

②共通テスト70%前後〜60%前後ラインの国公立志望者

③私大志望者

 

に、その比率としてはだいたい1:1:1くらいに分かれるのですが、やはり中でも②に位置する人とのミーティングがどうしても長くなります。

 

というのも①の人は、もう後は共通テストでまずまずの結果であれば阪大出願、不安を残す結果次第では第2志望に出願と、道はシンプルであります。

 

そして③の人というのも後は英国社の完成度にだけこだわって勉強すればよいということで非常にシンプルです。

 

 

ところが②の人というのは、その舵取りが毎年のことながらめちゃめちゃ神経を使います。。。

 

#今週は夏期講習にプラスアルファのそれもあってヘロヘロヘロッピです

 

 

 

例えばこの数日の中であったのは、ある生徒さんが学部にこだわった大学進学(国公立志望で全国どこでも受験する意思あり)を希望されており、

 

 

共通テストの試験科目が

 

第一志望

 

「英語」

「数学1A」

「数学2B C」

「国語」

「生物」

「地理」

「情報」

 

第二志望

 

「英語」

「数学1A」

「数学2B C」

「国語」

「生物」

「地理」

「情報」

 

 

第三志望(今のところ候補は複数)

 

「英語」

「数学1A」

「数学2B C」

「国語」

「生物」

「地理」

「情報」

 

※赤文字の科目の中から2科目選択

 

 

という感じなのですが、これって当然第一志望を目指すとなると「数学2BC」をしないといけません。

 

ところが、もし上記の第二志望をこの夏から新たに自分の“第一志望”に切り替えるということであれば、先述の「数学2BC」をやる必要がなくなり、その分の時間がまるまる浮くので(結構デケーぞ!)、その浮いた時間は当然理社などに回せることとなって、結果的に元々の第一志望を目指した場合よりも、より元々の第二志望(新たな第一志望)に受かる確率を高めることとなります。

 

またさらには、もし10月20日の第3回の全統模試でどうしても理社をはじめとして全体的に作れる得点が間に合わなそうだ・・なんてことになれば、上記でいうところの元々の第三志望にその照準を合わせることも考えねばならず、そうなると今度は

 

「数学1A」

「生物」

「地理」

 

のうち1つは受験勉強する必要がなくなります。

 

 

そうしたことを考えますと、時期的にも、もはや、、、、「あの科目に費やした時間は一体何だったんだ....」みたいな事態は絶対避けたいです。


そんなわけで、残された時間での生徒さんの伸びしろを予測した上で、自習で特に優先的に勉強しておくべき科目などを、その理由も含めて私のような受験ガイドとしては明確にその方向性を打ち出す必要が出てくることがお分かり頂けるでありましょう。

 

 

結局、当該の生徒さんとのミーティングにおいては、

 

しげ「第一志望の合格可能性の最大化を狙う代わりに、第二志望の合格可能性の最大化が図れなくなるのと、今の第一志望をあきらめて第二志望の合格の可能性の最大化を図るのとではどっちがいい?」

 

受験生「第一志望の方に特に惚れ込んでいるというわけではないので、第二志望を取りに行きたいです。」

 

しげ「それやったら、10月の全統とかそれ以降で、最悪(当初の)第三志望に転ぶことへの対策と、今後、もし新たに出てきた“出願候補”の大学の2次で『生物』を課されるところも受けられるようにしておくためにとりあえず夏の残りは『数学1A』と『生物』に全振りして、秋の段階で『後は国語と地理詰めたらイケるぞ!』いう仕上がりを目指そか!」

 

受験生「はい!」

 

 

・・みたいな感じの話でとりあえず10月までの方向性が決まりました。

 

#あっさり書きましたがやはり途中めちゃ泣いてました..

 

 

 

このようにいちいち1人1人異なる複数の要素と、何と言っても日頃の様子から、残された時間におけるその子の伸びしろを加味した上で、受験の道案内をすることが大学受験の塾には求められるので、やはり高校受験だけをやっていたときよりは悩むことは増えましたが、ただやっぱり誤解を恐れず言えば面白いのは大学受験やな〜と思ってます。

 

 

 

 

 

本日は以上です。

 

 

 

 

 

ではまた。

 

 

 

 

 

 

 

【究永舎】

2008年6月に豊中市に重本孝が開校した進学教室です。最初は高校受験の塾としてはじまり、2014年シーズンからは大学受験を対象とした高校生クラスを開講。現在は中2〜高3の講座全てを重本が担当するユル〜い個人塾なのに毎年難関校合格者が生まれる摩訶不思議アドベンチャーな教室です。

 

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